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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアの著名な経済学者キー・セリヴァット氏は、11月12日にバンテイメンチェイ州の国境地帯で発生したカンボジア人住民の銃撃死亡事件を受け、国際社会に対しタイ製品の不買を呼びかけた。
事件ではカンボジア人1人が死亡、3人が負傷しており、セリヴァット氏はこれを「タイ軍による攻撃」と非難している。
同氏はタイ製品の購入はタイ経済を間接的に支えるものであり、ひいては武器購入を助長する結果になると指摘した。
不買運動は愛国心の表現であると同時に、平和の推進と矛盾しないとの立場を示し、自身は今後、タイ製品を永久に購入しない意向を表明した。
この事件に関連して、フン・マネット首相も独立した調査の必要性を訴え、国際的な専門家の関与を求めている。
事件発生後、タイ側は複数の国境検問所を一方的に閉鎖しており、その影響で農業資材の調達が困難となった国境地域では、代替としてベトナムからの輸入に依存する動きが強まっている。
セリヴァット氏は、タイへの依存度を引き下げるためには国内生産の強化が不可欠であると強調した。
特に農業分野では、農家の協同組合化や政府による金融支援が求められており、これにより借入金利の引き下げや価格交渉力の向上が可能となる。
また、域内諸国との交渉においても有利な立場を築くことができると述べた。
タイはベトナム、中国に次ぐカンボジアの主要貿易相手国であるが、セリヴァット氏は、供給先としてマレーシアやインドネシアといった代替国を挙げ、現時点では深刻な供給不足の懸念は少ないとの見解を示している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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