カンボジア国立小児病院、患者数が急増

カンボジア国立小児病院、患者数が急増
2024年03月29日(金)11時39分 公開
カンボジア国立小児病院、患者数が急増

<写真:Khmer Times>

 

国立小児病院のNhep Angkeabos院長は、27日に行われた病院の年次会議で、2023年に前年と比較して治療を求める患者数が大幅に増加したことを示すデータを発表した。

 

外来検査は、2022年の16万7167件から2023年には19万2364件に急増し、15%の顕著な増加を記録している。同様に入院患者数も、2022年の2万4535件から2023年には3万7367件に著しく増加し、52%の驚異的な増加を示した。

 

同病院は病床数を2022年の350床から2023年には400床へ拡大するなど、需要の増加に対応するための病院の取り組みを行ったが、病院は132%の利用率を経験し、患者数の増加に対応するために、インフラとリソースの強化が緊急に必要となっている。

 

2023年における優先入院治療の中で、気になる病気には連鎖球菌咽喉炎が5503件、デング熱が5382件、気管支炎が3892件含まれていた。さらに様々なタイプの下痢が3250件、早産児が5336件あった。

 

Chheang Ra保健大臣は、国立小児病院が年月を経て医療分野で顕著な進歩を遂げたとする一方で、サービスをさらに向上させるための継続的な努力が必要であることを強調した。

 

最近のUNICEFからの発見では、特に産前ケア、予防接種、特定の栄養成果において、母子健康と栄養における有望な進歩と、公平性格差の縮小が示されている。

 

しかし、2023年のWorld Vision Instituteの報告書で強調されたように、カンボジアの子どもたちの間では依然として栄養失調に関する懸念が続いている。

 

同報告書では87万6700人のカンボジアの子どもたちが非常に脆弱であると特定され、1万197人の子どもたちが体重不足による栄養失調のため現在治療を受けていることが明らかになった。

 

 

 

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