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<写真:Khmer Times>
クレジット・ビューロー・カンボジア(CBC)の報告によれば、カンボジアの総人口1700万人のうち約29.5%にあたる502万人が、2024年上半期までに銀行や金融機関から借入を行っていることが明らかになった。
報告書によると、人々はCBCの会員である195の金融機関からローンを受けているという。また、CBCは合計337万件の信用報告書を作成しており、そのうち218万件は銀行の要請によるもので、112万件はマイクロファイナンス機関(MFI)からのものであった。その他の金融機関からの依頼も含まれている。
2012年に設立されたCBCは、カンボジアの金融機関や消費者に対して金融情報、分析ソリューション、信用報告サービスを提供している。
カンボジアの銀行および金融業界は、2024年上半期において融資と預金の両方で健全な成長を続けている。国家銀行(NBC)の報告によると、6月までに未払い融資額は前年同期比で13.8%増の589億ドルに達し、顧客の預金は6.4%増の519億ドルとなった。
融資は主に貿易、住宅、建設、不動産、農業、ホテルやレストラン、製造業などの主要なセクターに対して行われているという。
国家銀行のチア・セレイ総裁は、カンボジア国民に対し、銀行や他の機関からの借入について慎重に行動するように呼びかけた。
「お金を借りることが悪いわけではない。収入を得るためにビジネスを運営し、借りたお金を期限内に返済するのは良いことである。しかし、不適切な目的で借りることは誤りである」と述べている。
NBCの報告によると、カンボジアには現在、59の商業銀行、9の専門銀行、86のマイクロファイナンス機関が存在し、全国に2614の本部および支店と3998の自動現金預け払い機(ATM)が設置されている。
さらに、CBCは5月に韓国信用局および全北銀行と、カンボジアと韓国間のクロスボーダー信用報告共有を目指す相互協力のための覚書を締結した。
韓国には5万人以上のカンボジア人が、カンボジアには1万人以上の韓国人が居住しており、この協力により両国間の信用履歴の不足が解消されることが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。