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<写真:Khmer Times>
カンボジア国立銀行(NBC)によると、パンデミック後にカンボジア人の借入返済が迅速になり、不渡り小切手の発生率が2023年に減少した。
2023年の不渡り小切手の発生件数は798件で、479のローン口座に関連し、未払い残高は1665億リエル(約4080万ドル)であった。
これは2022年の不渡り小切手の発生件数7080件、4468のローン口座に関連し、未払い残高が2兆161億リエル(約4億8970万ドル)であったことに比較して大幅な減少である。
2021年の不渡り小切手の発生件数は3925件、2440のローン口座に関連し、未払い残高は8452億リエル(約2億750万ドル)であった。
NBCによれば、カンボジア信用情報機関(CBC)のデータに基づき、2023年に630万件のローン報告書が作成された。
CBCの関係者は最近のイベントで、銀行や借り手の間でCBCの報告書の需要が高いことが、金融機関や個人が自身の金融履歴を重視していることを示していると述べた。
NBCは630万件の報告書の内訳として、商業銀行からのものが49.5%、貯蓄型マイクロファイナンス機関(MDIs)からのものが32.1%、マイクロファイナンス機関(MFIs)からのものが13.7%、専門銀行からのものが2.1%、金融リース機関からのものが1.9%、農村信用機関からのものが0.8%であると発表している。
NBCはカンボジアにおける借入返済および金融健康の監視をさらに活発化させることを目指しており、2023年1月以降、メンバーが問い合わせを行っていない顧客のローン口座を確認するよう、CBCおよびそのメンバーに指示した。
企業のローン不渡りリスクを低減するため、NBCは国境を越えた金融報告を改善し、損失を回避するための措置を講じている。このために、CBCがシンガポールの信用情報機関(CBS)とクロスボーダー信用報告のための覚書(MoU)を締結することを許可したと述べている。
これに加え、NBCは2023年7月から12月の間に、カンボジアの保険会社のデータをCBCの報告システムに統合するパイロットプロジェクトを実施することを認めた。
NBCは5万ドル未満のローンの迅速な融資のために、VTrust Appraisalと呼ばれるデジタル不動産評価システム「Indication Plus Platform」をCBCのWeb Enquiryに統合することを承認した。
CBCは将来的に電話料金や電気料金の迅速な支払いなどの代替データセットを活用し、新たな信用顧客の評価を支援することも検討しているという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。