カンボジア初の太陽光発電所が8月から運用開始

 カンボジア初の太陽光発電所が8月から運用開始
2017年06月21日 00時00分 公開
 カンボジア初の太陽光発電所が8月から運用開始

国内電力網に10MWを供給する契約を結んでいるカンボジア初の再生可能電力施設であるシンガポール系企業サンセップ社の太陽光発電工場は、8月に運転を開始する予定だ。

スヴァイリエン州で安定した電力を供給する。

 エネルギー省のエネルギー総務局長であるビクター・ジョナ氏は昨日、建設の75%が終了したと語った。

太陽光発電場が稼動すると、ベトナムからの電力輸入が減少する。

これは同州への投資を助けるだろうとジョナ氏は述べた。

「電力は開発の核であるため、投資に役立つ」と同氏は付け加えた。

 「工場、企業、産業の設立には安定した電力源が必要だ」

バベット市にある1250万ドル相当の太陽光発電所は、昨年8月に、キロワット時あたり0.91ドルと20年の運用を見込み、カンボジア電力公害機関と契約を締結した。

スベイリエンでの電力供給は、バベット市の特別経済地区の家庭や工場の需要に対応するため、太陽光発電所からの電力を高電圧送電線に通して使用されている。

 プノンペンからプリー・ヴェン州とスヴァイリエン州まで115キロボルトの送電線を介して結ぶ全国の送電網が4月に稼働開始した。 これは、ベトナムから輸入された電力に代替すると考えられている。
 

 スヴァイリエン州の広報担当者であるロス・ファリス氏は、全国の送電網と再生可能エネルギーからの電力供給の向上は、同州と特別経済特区の投資家へ安定した収益を提供するだろうと語った。

 「プノンペンからスヴァイリエン州に新たに設置された全国送電網は、住民へ安定した電力を届けることができ、特別経済区の一部の工場は全国高圧送電線網につながるだろう」とコメントした。

 「スヴァイリエン州は電力不足が続いているため、より多くの電力供給業者が来れば、住民は投資家にとても感謝することになるだろう」


 ファリス氏によると、現在州内の電力需要は約40MWだが、供給量は需要量を満たしていないようだ。

 依然としてベトナムの電力の約23MWに依存していると述べた。

 電力は、電線のネットワークに沿って移動し、現段階では150MWを送信することができる。

回線は後に最大300MWを送信するように向上される予定だ。
 
 「電力需要が依然として高いため、ベトナムからの電力輸入は止めていない。 しかし現在、私たちは全国網を持っており、まもなく太陽光発電所によってより多くの電力が得られるだろう」と述べた。

「電力供給が安定することを望んでいる」

 「現在、必要な電力量は約35~40MWだけである。しかし、工場や産業への投資が増えれば、将来的には増加するだろう」


 エネルギー省によると、カンボジアは石油発電所にて200MW、石炭火力発電所にて500MW、水力発電所では928MWの電力を発電している。


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