カンボジア、熱帯暴風雨による被害総額100万ドル

カンボジア、熱帯暴風雨による被害総額100万ドル
2017年07月30日 00時00分 公開
カンボジア、熱帯暴風雨による被害総額100万ドル


プレアヴィヒア州とウドンメンチェイ州を襲った洪水は、2,000軒以上の家屋を破壊し、2人が死亡、少なくとも100万ドルの被害をもたらしたと、関係者は金曜日に述べた。
 
水資源気象省と国家防災委員会の関係者は、カンボジアには8月9日まで雨の降らない日が続くだろうとコメントした。
 
リム・キーン・ホア水資源気象省長官は、この数ヵ月間に9回の熱帯暴風雨がこの地域に襲い掛かったことが、今回の熱帯暴風雨の原因だと語った。
 
以前の暴風雨とは異なり、台風9号となった今回の暴風雨が上陸するのは沿岸地域だけだと予想されている。
 
「この暴風によって、プノンペンとカンポット、ケップ、タケオ、コンポンスプー、カンダルなどの州では雨がほとんど降らなくなるだろう」とホア氏は述べ、低地や高地の気温、降水量が平均以下になるだろうと指摘した。
 
「雨が降らない期間が発生する地方の農家は、その期間中は貯水するなどの注意が必要である」と同氏は付け加えた。
 
一方、ここ数週間で被害を出していた洪水が弱まり始めた。
 
最悪の被害が発生した地域は、2人の死亡者が出たプレアヴィヒア州とウドンメンチェイ州だった。
 
カンポット、コンポントム、ラタナキリ、シアヌークビル、トボンクムンなどの州でも被害があったという。
 
この洪水により、道路、田んぼ、学校などのインフラとともに、2000以上の家屋が崩壊したという。
 
「この洪水は短期間に起こった。これらの州のインフラ設備が破壊され、約100万ドルの被害額が予想されている」と国家防災委員会のネーム・ヴァンダ副総裁は述べた。
 
ヴァンダ氏は、プレアヴィヒア州とウドンメンチェイ州の数百世帯を含め、自宅から避難した人々はすでに帰宅していると述べた。
 
現在、ウドンメンチェイ州、プレアヴィヒア州、コンポントム州の状況は改善してきたという。


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