タイのアユタヤ銀行、自動車ローンサービスを導入へ

タイのアユタヤ銀行、自動車ローンサービスを導入へ
2017年06月12日 00時00分 公開
タイのアユタヤ銀行、自動車ローンサービスを導入へ

タイのアユタヤ銀行は、マイクロファイナンス機関であるハッテア・カクセカル・リミット(HKL)を通じて、カンボジアでの無担保乗用車およびオートバイのローンでのビジネスチャンスを探っているという。

一般的にクルンシィとして知られているこの銀行はタイで5番目に規模が大きく、昨年カンボジア最大のマイクロファイナンス機関のひとつであるハッテア・カクセカル・リミット(HKL)を買収した。

同銀行は、タイで働くカンボジア人移民が母国に送金できるように、国境を越えた金融取引をどのように展開すべきかを研究していると述べた。

クルンシィの無担保ローン、デジタルバンクとイノベーション部門の責任者であるタコーン・ピヤファン氏はカンボジアで業務を拡大する意向を発表し、バンコック・ポスト紙に引用された。

国際送金では、まずタイから母国に送金したいカンボジア移民を優先すると同氏は述べた。

これら取引の後任を狙う同社は、まだ関連技術を開発しており、カンボジアの銀行と提携中であるという。

「これらのサービスは、我が社を完全所有するハッテア・カクセカル・マイクロファイナンス機関の製品ラインに追加される予定である」と述べた。

HKLの社長兼最高経営責任者であるハウト・アイエントング氏は、カンボジアでは無担保ローンの需要が高いと述べた。

アイエントング氏は、「提供開始前に、製品の詳細を研究し、機会を探っている」と語った。

同氏は、より深い研究が必要なため、このサービスがいつ利用開始できるか把握できていないとコメントし、カンボジア人労働者の国際送金は安価になるだろうと付け加えた。

2017年3月、HKLの預金残高は3億2100万ドルを超え、預金者数は220,301人の一方、債権ポートフォリオは4億7300万ドルを超え、116,716人の借り手がいる。

4月に、HKLはクルンスリから新たに1,500万ドルを投入し、資本を増額した。

オートバイローンは、カンボジアの銀行にとって最も利益率の高い事業となる可能性が高いと、ビジネスローンを提供するクルンスリ・オート・グループの担当者であるパイロテ氏は述べた。

最終的にカー・フォー・キャッシュ(Car4Cash)サービスを通じて自動車ローンの提供を拡大する予定だ。

パイロテ氏によると、Car4Cashは明確な期間が設定されていないため、オートバイ・クローンサービスの2年後に暫定的に公表する予定だと述べた。

同銀行は、カンボジアをはじめラオス、ミャンマー、ベトナムの地域で、日本とタイの投資家の存在感を強めていく方針を強調している。

三菱東京UFJ銀行は現在、クルンスリの株式76.9%を保有している。

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