首相 プノンペン知事の中古車輸入禁止提案却下

首相 プノンペン知事の中古車輸入禁止提案却下
2016年12月02日 00時00分 公開
首相 プノンペン知事の中古車輸入禁止提案却下

プノンペンの渋滞を解消するために中古車輸入を禁止にするというプノンペン知事による提案はフン・セン首相により却下された。

パー・ソチアトヴォン知事が火曜日に行われた交通警察との会議で中古車輸入の禁止を政府に働きかけると表明したと同会議に出席した国家警察のティー・ロン氏は話した。



まだ公式な提案ではなく、知事は政府に渋滞問題を深刻に考えることを要望したかっただけだとロン氏は続けた。
ロン氏はさらに知事がいつ公式に提案するのかはわからないとも話した。

しかしながら、ミーン・チャニャダ副知事はプノンペン市当局の交通計画は自動車業界にさらなる規制を設けるものだったと話した。毎年カンボジアに輸入可能な自動車台数は5万代に制限し、すべての自動車に対して厳しい検査をするという計画だったという。

スバル車の公式販売元であるAuto Image Cambodia社の営業・業務部長ホン氏はカンボジアに輸入される大半の車は中古車で、昨年は全体の90%が中古車であったと話した。

2012年政府が実施した調査によると約40%の輸入中古車は輸出国で行動で走行する基準を満たしていなく、80%の輸入中古車はメーターが改ざんされているという。

道路安全専門家は中古車輸入規制の議論は必要なことだとしたが、フン・セン首相は中古車の禁止は考慮していないとした。

「政府が中古車輸入を禁止するというて提案があったが、この提案には賛成しない事をここに表明する」と首相はFacebook上に投稿した。

「車を買うお金を稼ぐために皆に努力をしてほしい。しかし、右ハンドルの車は輸入しないでください。また交通ルールは遵守してください」ともFacebook上の投稿に記した。

交通安全機関の設置者であるチャリヤ氏は中古車輸入の規制は交通渋滞緩和につながらないが、プノンペンの交通安全を高めるだろうと話した。

輸入禁止の代わりに市当局は信号機の数を増やす事や違法駐車をしている車を取り締まる事で交通渋滞を緩和できるのではないか。公共交通機関や公共駐車場も渋滞緩和の一助になるだろうとチャリヤ氏は続けた。

都市交通に関する2035年総合計画はJICAの協力で進んでおり、無人列車4路線やバス7路線、交通環境改善などが提案されており、約45.6億ドルの費用がかかると算出されている。


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