少数民族の代表者ら、農村部長を解雇の要請

少数民族の代表者ら、農村部長を解雇の要請
2017年02月17日 00時00分 公開
少数民族の代表者ら、農村部長を解雇の要請



モンドルキリのプノン少数民族の代表2人が昨日、国際先住民の日の祝賀会を禁止されたことを受け、政府に対し農村部開発長を解雇するよう要請するため、プノンペンを訪れたという。

792人の署名と嘆願書を持ったプルブ・クビブ氏とクヴァング・トゥム氏は、モンドルキリの農村開発部長が今年8月に行われるはずだった祝賀会を禁止したことについての不満を訴えるために国会に来たという。

農村部長のサロム氏は少数民族を価値のない民族だと考えているため、今回の祝賀会を許可しなかったとクビブ氏は語る。

我々はこの日を6年間祝ってきたのに、今年は何の説明もなしに祝賀会の開催申請を拒否されたという。

一方トム氏は、祝賀会の禁止が決まったことで、カンボジア国内の少数民族に悪影響が及ぶと述べた。少数民族の権利に影響を受けるだけでなく、国全体に広がるという。また、少数民族は伝統を守るためにこのひを祝う権利を持っているが、サロム氏はこの少数民族の意見は間違っていると主張していると話す。

サロム氏は「なぜ彼らが禁止されたと言っているのか理解できない。私は当日のイベントのための予算を準備しているところだ」と述べ、名誉侵害だと話している。

加えて「彼らは不満を訴えるためプノンペンへ向かうのではなく、私と話し合うことができなはずだ」と述べた。

モンドルキリ州のケオ・セイマ区の職員、サム・エル氏は、このイベントを祝うことについて意見の相違があるが、少数民族の伝統を守るためにはその日を尊重することが重要だとしている。

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