水上タクシーと西部鉄道、今月で無料乗車期間終了へ

水上タクシーと西部鉄道、今月で無料乗車期間終了へ
2018年07月27日 00時00分 公開
水上タクシーと西部鉄道、今月で無料乗車期間終了へ


カンボジア西部を走る鉄道とプノンペンの水上タクシーサービスの無料乗車期間がまもなく終了することが発表された。

水上タクシーはプノンペン北部からカンダル州のTakhmao市やPreak Pnov地域まで運行している。

また、カンボジアの西部鉄道は総距離386キロメートルで、プノンペン・バンテイメンチェイ州のポイペト市間を結んでいる。今月、西部鉄道は1970年代における内戦からの復興工事が完了したばかりだ。

カンボジア公共事業省広報担当のVa Simsorya氏によると、水上タクシーの運賃は運行距離によって異なり、最安値は1000リエル(約25円)で最高値は8000リエル(約200円)だという。乗客は8月1日以降はチケットを購入する必要がある。

同省の報告によると、サービスが開始した4月以降、3万人以上が水上タクシーに無料で乗船したという。現在、乗船可能な水上タクシーは3隻あり、運行時間は午前6時から午後6時までだ。合計6つの乗降地点がある。水上タクシー1隻当たり最大60人まで乗船できる。

Simsorya氏は、無料乗車期間が終了することで利用者数が減少すると思うかという質問に対し、水上タクシー以外の移動手段を代わりに利用することが予想されるので利用者減少の可能性は大いにあるだろうと述べた。

同広報担当は「市内バスの方が時には便利ではあるものの、水上タクシーは依然としてバスの競合であり続けるだろう」と語った。

また、西部鉄道に関して、公共事業省の州担当部門のLy Borin氏によると、乗客は8月2日以降は乗車料金を支払う必要があるという。ただ、正確な運賃はまだ公表されていない。

Borin氏は「西部鉄道の料金は明らかにはなっていないが、他の移動手段よりも安い運賃となるだろう」と語った。

現在、西部鉄道は一台しか車両がないが、関係筋によると今後メキシコから車両が輸入され、鉄道の利便性が向上することが期待されている。

出典:KhmerTimes


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