プノンペンで水上タクシー開始へ 渋滞緩和に期待

プノンペンで水上タクシー開始へ 渋滞緩和に期待
2017年02月09日 00時00分 公開
プノンペンで水上タクシー開始へ 渋滞緩和に期待
トンレサップ川とトンレバサック川を通る、水上旅客輸送サービスが来年から開始されることにより、プノンペンの交通渋滞が緩和され、観光客に新しい交通手段が提供されることが期待されている。
プノンペンのパ・ソチタヴォン市長が議長を務めた火曜日の会議によると、水上タクシーと呼ばれるこのプロジェクトは2,200万ドルの費用がかかると見積もられており、これは市役所が負担するという。
首都公共事業と運輸部門を監督するサイン・ピセス氏は、このサービスはプノンペン北郊外のプノンペン橋からトンレサップ川とトンレバサック川を経由し、カンダル州南部のタカマオ市までの25kmの距離を運行すると述べた。
カンボジア国家観光協会のホ・バンディ事務局長は昨日、カンボジア国家観光連盟のホ・バンディ事務総長は、昨日、この新しい水上旅客輸送サービスは、利用できる移動手段が増えることで、乗客と観光客の両方が便利な選択をすることが可能となると述べた。
一つには、乗客や観光客が川沿いを遊覧できるということ。他には、観光客が街を訪れるよう促す目的がある。
現在列車の運行のみだが、もし水上タクシーの運行が可能になれば、観光客は移動手段が増え、移動だけでなく観光も可能となるだろう。
このプロジェクトでは、2000年代にプノンペンからシェムリアップと、プノンペンからクラティ州、スン・トゥレン州まで運行していた水上旅客輸送サービスを再開する予定だとヴァンディ氏は語った。
旅行会社にとっても観光客に他のオプションも提供できるため、 プノンペンが水上交通を運行することを喜ばしいことだという。
予定では、20隻 のボートが使われ、日中の運行となる。各ボート最大90人まで乗船可能、最速30km/時まで出るとピセス氏は述べた。水路には9つの船着場を設ける予定だ。
政府の最高経済評議会の上級顧問であるメイ・カリヤン氏は以前、輸送に水路を使用することは多くの物流が至らないところの改善になるだろうと述べていた。
加えて、このサービスは様々なコストの削減につながるため、政府にとっても有益なものとなるだろうという。
昨年末には、公共事業、運輸省がこの首都水上交通のプロジェクトを呼びかけた。
サン・チャントール大臣は水路交通による旅客輸送は、乗客のためだけでなくメコン、トンレサップ、バサック川を経由する貨物輸送の交通渋滞も緩和してくれるだろうと語った。
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