ポイペト・バッタンバンを結ぶ鉄道、試験運転の準備整う

ポイペト・バッタンバンを結ぶ鉄道、試験運転の準備整う
2018年02月15日 00時00分 公開
ポイペト・バッタンバンを結ぶ鉄道、試験運転の準備整う


カンボジア公共事業運輸大臣は火曜日にカンボジア西部にあるポイペトからバッタンバンまでを結ぶ鉄道の試験運転の準備が整ったと明らかにした。当初、試験運転はクメール正月前に実施される予定だった。

また、今週火曜日に開催されたカンボジア初の物流フォーラムでカンボジア公共事業運輸省のスン・チャントル大臣は、ポイペトと国境を接しているタイのアランヤプラテートからバンコクまでの鉄道整備も終了したと発表した。

さらに、4月中旬のクメール正月前に実施予定であったポイペトとバッタンバンを結ぶ鉄道の試験運転はすでに実施できる状態にあるとした。

「クメール正月より前にポイペトからバッタンバンを結ぶ旅客電車を試験運転する準備は整った。」と同大臣は話した。

同大臣によると、バッタンバンからプノンペンを結ぶ南側の鉄道は早くて7月には完成する予定だという。

未だ、130キロメートル分の線路は修理が必要だとしながらも、「我々は鉄道完成に向けて着実に取り組んでいる。今年の7月、遅くとも年末までには工事が完了する見込みだ。」と同大臣は話した。

バンテイメンチェイ州商業課のブック・ライシー氏はまだシソポンにある駅は貨物列車を受け入れるための大きさが整っていないが、政府が現在新しい駅の建設に動いていると明らかにした。

「鉄道が完成すれば、交通コストの削減につながる。現在、キャッサバの輸出業者はシハヌークビルまで陸路でキャッサバを運ぶのに1トンあたり25ドル支払っている」と話した。

チャントル大臣は開催された物流フォーラムで現在の国内の物流コストの高さが産業発展の妨げになっていることを認めた。しかし、同大臣は同省が民間企業と協力をしてコストを下げることに取り組んでいると主張した。

同大臣によると来月に完成する新物流基本計画で国内の物流コストが削減され効率が向上することが期待されているという。

「賄賂の撲滅や物流コスト削減のために我々は税関や税務局、港、各業界のステークホールダーと緊密に連携している」と同大臣は話した。

カンボジア西部にある鉄道は国内にある2つのうちの1つの鉄道だ。もう1つの鉄道はプノンペンからシハヌークビルを結んでおり、すでに運用を開始している。

カンボジアとタイは両国の貿易額を3倍相当の150億ドルまで引き上げることに合意しており、鉄道は両国間の人と物の移動を促進させる重要な要因となることが期待されている。

2017年の両国間の貿易額は55億ドルに登り、前年比10%増であった。

http://www.khmertimeskh.com/50108708/northern-section-of-cambodian-western-rail-line-ready-for-test/


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