カンボジアの上場企業、利益が急増か

カンボジアの上場企業、利益が急増か
2019年06月25日 00時00分 公開
カンボジアの上場企業、利益が急増か

<高利益を出したプノンペン自治港(KT /マイビレアク)>

 

カンボジア証券取引所(CSX)に上場している5社が昨年の利益を上回ったことを報告した。

 

 

24日、カンボジア証券取引所は純利益率が前年より20.99%上昇したことを報告した。

 

国営プノンペン自治港(PPAP)の純利益は39.09%増加し、続いてプノンペン水道局(PWSA)は27.77%、プレアシアヌークビル深海港(PPSP)は19.86%、プノンペン特別経済区(PAS)16.54% 増加した。

 

一方、台湾の衣料品製造工場であるGrand Twins International(GTI)社の純利益増加率は1.2%で最低の数字だったという。2017年と比較すると、すべての上場株式の平均純利益率が40%以上増加した。

 

 

報告書によると、「過去3年間で、2017年に純利益が減少し、2018年にわずかに回復したGTI社を除いて、すべての株が、収益と純利益が共に好調な業績を残した」とされている。

 

 

「昨年は素晴らしい年だった。 CSX指数は、2017年比で40%以上上昇し、480.98ポイントで取引を終えた。上場5銘柄のうち、PASとPPAPの株価がそれぞれ98%と49.4%と上昇した。 一方、PWSAとGTI、PPSPは年間を通じて非常に安定していた」と付け加えた。

 

CSXの市場運用部門のディレクターである、Kim Sophanita氏は、2018年の年次報告書に基づいて、各上場企業は、売上高およびその他の収益の増加と原材料価格の低下により、2018年に全体的な営業利益を増加さた。

 

 

同氏は「このデータは、上場企業が他の投資と比べて比較的高い純利益率を生み出す可能性があるため、上場企業への投資の可能性を明確に示している」と話した。 さらに、非上場企業と比較して、コンプライアンスが強化されているため、より透明性と信頼性が高くなっている。その為、株式投資には多くの投資家が注目している」と加えた。

 

 

同氏は「IPOのプロセスを経ることで、企業の標準化、コーポレートガバナンスの向上、企業への信頼性の向上する為、企業は業績を向上させることができる」と付け加えた。

 

報告書によると、2018年の取引高は過去3年間でもっとも多い約400万株だったという。 初めて、PASが総取引高の60%以上を占め、続いてPWSAとPPAPがそれぞれ16%と12%を占めている 一方でPPSPとGTIは、総売買高の5%と4%のみ占めているという。

 

出典:KHMARTIMES

[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
Line Banner

ホットニュース

Choose Classified categories