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フン・セン首相は昨日、国連と協力し活動している国連平和維持軍に参加しているカンボジア人兵士に対し、慎重な姿勢をとるよう要請した。
同氏は、エルサレムをイスラエルの首都と認定した米国のトランプ大統領の決定に懸念を表明している。
フン・セン氏は諜報訓練施設の就任式に出席し、「私は国防省や、国連平和維持活動に関係する組織に向け、特にレバノンで活動する際には注意をするよう要請した。」と語った。
フン・セン首相は、レバノンの首都ベイルートの米国大使館にてデモ隊と警察の間で衝突があったと語り、世界各国で今回のトランプ氏の決定に対し、抗議活動が行われていると述べ、
「これらは深刻な事態であり、しっかりと監視する必要がある。」
「レバノンで活動している平和維持軍のカンボジア兵士のために、中東の状況を監視してほしい。」と語った。
今年5月には、中央アフリカ共和国で活動をしていた4人の平和維持軍のカンボジア兵士が、キリスト教系の民兵組織「アンチ・バラカ」により殺害されている。
国連は、遺族に対し7万ドルをを供与したという。
フン・セン首相は、「アントニオ・グテーレス国連事務総長は、亡くなった兵士に対し敬意を表した。」と述べた。
「カンボジアは、国連の任務に加わるために、より多くの軍隊を送ることを躊躇しない」
平和維持軍副官のファラ氏は、現在レバノンには184名のカンボジア人兵士派遣されていると述べた。
「首相の演説に続き、我々の部隊は、フロントラインとバックラインの間の情報交換を増やすことによって注意を喚起する用意がある」
カンボジアは2006年以来、国連の平和維持ミッションに4,769人以上の兵士、専門家、医師、技術者、建設チームを派遣してきた。派遣先はスーダン、南スーダン、チャド、中央アフリカ共和国、シリア、レバノン、キプロス、 マリの8カ国である。
毎年約1000人の兵士が入れ替わる。 カンボジアはASEANの中で、兵士の派遣数では3番目に多いという。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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