国境をまたぐ高速道路で、二国間の関係強化へ

国境をまたぐ高速道路で、二国間の関係強化へ
2017年05月23日 00時00分 公開
国境をまたぐ高速道路で、二国間の関係強化へ



タイとカンボジアは、二国間の経済成長を促進する国境をまたぐ高速道路によって、より良い関係を築けると期待しているとタイ大使館関係者は昨日語った。

「タイ政府は、道路による物流促進、特に二国間貿易の重要性を認識し、両国に利益をもたらすための国際基準に沿った基本的なインフラ整備、物資の輸送、サービスの提供を促進する政策がある。」と大使館の商務相談室のジラウス・スワンナ氏は述べた。

「タイ、カンボジア間の貿易は増加し続けており、これからも成長し続けることを期待している。そのため、物資輸送のために物流の課題を改善し、新しい陸路を開くことが重要だ。」とジラウス氏は述べた。

カンボジア貨物運送業者協会のシン・チャンティ会長は、カンボジアとタイの物流関係は良好だと述べた。

チャンティ氏は、「タイとカンボジアが国境を越えて輸送するための許可証を発行したことにより、関係が構築され、何年間も継続される中で強化されていく。」と述べた。

また、両国の顧客に商品を迅速に配達できるようになっているという。

チャンティ氏によると、国境を越えた物流サービスには、機械や部品の輸送、供給連鎖機能、調達から物流までの管理が含まれるという。

「ASEANの高速道路網には、タイを隣国とつなぐ13本の高速道路があり、これはASEANの中で最も多い本数だ。」と指摘した。

タイを他のメコン川流域諸国(GMS)と結ぶ主要な高速道路は、東西経済回廊、南北経済回廊、南部経済回廊の道路である。
これらの回廊は、GMS輸送インフラを形成している。

タイの国土交通輸送連合のトンユ・ホンカント会長は、メコン川流域諸国(GMS)の回廊は、CLMV諸国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)とタイの貿易にとって不可欠だと述べた。

「メコン川流域諸国(GMS)における製造活動の増加と消費者市場の拡大は、タイとGMS近隣諸国間の貿易を促進している」とトンユ氏は述べた。

「陸路での国境を越えた貿易も、タイの物流産業の重要な一部となっている。」

タイとカンボジアは798kmの国境を共有している。カンボジアには国境に平行に沿った道路が100kmも続く。


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