隔離施設へ麻薬を配達、シアヌークビルで4人逮捕

＜写真：The Phnom Penh Post＞

シアヌークビル州警察は3月10日、隔離を講じている友人らに麻薬を届けていたとして、中国人3人、ベトナム人1人を逮捕し、同州裁判所へと送った。

同州警察のChuon Narin署長は、裁判所へ送られたのは中国人男性2人（29・32）、中国人女性（22）、ベトナム人女性（28）だと明かした。

ベトナム人女性についてはオンラインで麻薬を販売していたという。

警察によると、4人は3月8日に3つの別々の事件で逮捕されたという。

逮捕された4人のうち中国人2人については、8日午後に同州コミューンIVの隔離施設で警備をする警察官が、同施設で隔離を講じている人に食べ物を配達したカンボジア人タクシー運転手を逮捕したことがきっかけで逮捕されたという。

警備をしていた警察がカンボジア人タクシー運転手が配達した食べ物を確認すると、小さな袋に入った薬物を発見したという。

警察は運転手に尋問を行ったものの、食べ物に薬物が入っていたことは知らなかったと話していた。

その後、運転手は警察を配達した食べ物を販売していた中国人2人の元へ案内し、メタンフェタミン8袋と「WY」と呼ばれる錠剤やその他の麻薬を発見したという。

また、ベトナム人女性については8日の朝にはコミューンIVのカジノに駐在していた警察に、隔離施設にデリバリーをしていたトゥクトゥク運転手が食べ物に麻薬の袋が入っていることを報告をしたことで逮捕されたという。

トゥクトゥク運転手は警察に食べ物を販売したベトナム人女性の情報を警察に教え、逮捕に至ったという。

この事件で警察はメタンフェタミン4袋とWYを5つ押収している。

さらに、別の事件では、隔離を講じている友人に食べ物を配達しようとして麻薬を隠していた中国人男性が逮捕され、麻薬3袋が押収されている。

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