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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア通信規制庁(TRC)は9月16日、通信アプリ「Telegram(テレグラム)」を悪用した詐欺行為が国内で急増しているとして、国民に対して警戒を呼びかけた。
詐欺の手口は、政府高官や著名人を装って高利回りの投資話や懸賞金を持ちかけるもので、被害が広がっている。
TRCによれば、犯人はTelegramの運営者を装い、「アカウントに不正アクセスがあった」などとする虚偽の警告を送信し、パスワードや個人情報の提供を求めるケースも確認されている。
これらは典型的なフィッシング詐欺の手法であり、個人情報の流出につながる危険がある。
同庁は、こうした被害を防ぐため、2段階認証やアプリ内パスコード設定、定期的なセッションの確認といったTelegramのセキュリティ機能を積極的に活用するように推奨している。
また、出所不明のリンクをクリックしたり、個人情報を共有したりしないように注意を促している。
不審な活動については、専用電話、電子メール、または公式Facebookページを通じて通報が可能である。
デジタルセキュリティ専門家のンゲット・モーセス氏は、Telegramを狙った詐欺が月を追うごとに増加していると指摘した。
その上で、プラットフォーム側との協力が不可欠であり、被害の未然防止と加害者の摘発を両立させるべきであると述べた。
政府機関には、通報体制の簡素化、被害状況に関する統計情報の公開、国民への啓発活動の強化などを求めた。
また、カンボジア警察のサイバー犯罪対策局も、銀行口座やSNSの管理において個人情報を慎重に取り扱うように国民へ呼びかけており、デジタルリテラシーの向上が課題となっている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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