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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア内務省傘下の移民総局(GDI)は、旅行者を狙った偽の電子入国許可サイトの存在に関して注意喚起を行った。
これらの偽サイトは、個人情報を不正に取得することを目的としており、アクセスや情報入力によって金銭被害や個人情報の漏洩に繋がる恐れがあるという。
正式な電子到着カード(e‑Arrival Card)の申請は、カンボジア政府が運営する公式ウェブサイトまたは、専用の「Cambodia e‑Arrival」アプリを通じてのみ行うことが可能である。
申請にかかる手数料は一切発生しない。これ以外のウェブサイトを利用した場合、詐欺のリスクが高まるため、利用者に対し最大限の注意が求められている。
最近確認された偽サイトの一例として「edocs.online/index.php」などが挙げられており、これらはあたかも公式の申請手続きであるかのように装い、旅行者に個人情報を入力させる構造となっている。
しかし、GDIはこれらのサイトに対する承認を一切行っておらず、不正運営者に対しては今後、法的措置を講じる方針を明らかにしている。
GDIはまた、空路でカンボジアに入国する旅客に対し、利用するウェブサイトやアプリの正当性を必ず確認するように強く求めている。
特に検索エンジン経由でアクセスする場合は、偽サイトへの誘導に巻き込まれやすいため、公式のURLや正規のアプリストアからのダウンロードが推奨されている。
電子到着カード制度は、カンボジア政府が入国手続きの円滑化と効率化を図る目的で導入したもので、渡航者は事前にオンラインで必要情報を登録することで、到着空港での審査を迅速に通過可能な仕組みとなっている。
制度の利用拡大に伴い、こうした詐欺サイトの横行が懸念される中、関係当局は国際協力も視野に入れつつ、旅行者の安全確保と制度の健全な運用に努めていく構えである。
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