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<写真:Khmer Times>
カンボジア内務省傘下の入国管理総局(GDI)は、電子入国情報の提出を受け付ける公式ウェブサイトを装った「https://cambodia-e-arrival.com」が、政府の承認を受けていない不正なサイトであるとする警告を発出した。
この警告は、同サイトが国際観光客向けに入国手続きや申請フォームのデジタル提出サービスを提供すると主張しながら運用されていることを受け、4月9日に公式声明として発表されたものである。
現在、カンボジア政府が正式に運用する「Cambodia e-Arrival」システムは、クメール語、英語、中国語、日本語、タイ語、ベトナム語、韓国語、フランス語の多言語に対応しており、外国人旅行者およびカンボジア国民の双方が利用可能となっている。
このシステムでは、入国登録に加え、観光情報の提供やアンコール遺跡群への訪問チケット予約サイトへのリンクも含まれており、利便性が高い。
入国管理総局は、政府の公式サービスを偽って表示し、国家機関の信用を損なうようなウェブサイトやアプリケーションの存在を断じて容認しない姿勢を明確にしている。
その上で、国民および外国からの訪問者に対し、関連情報の入手や入国申請を行う際には、情報の真正性を確認するなど、十分な注意を払うように強く呼びかけている。
特に国際空港を経由して入国する旅行者には、公式サイト(www.arrival.gov.kh)もしくは「Cambodia e-Arrival」モバイルアプリの利用を推奨している。
また、オンライン上でのビザ情報入力の際には、詐欺サイトを通じた金銭的被害や個人情報の窃取を防止する観点から、利用者に対して慎重な対応が求められている。
さらに、公共を欺く目的で偽のウェブサイトやアプリケーションを作成した者には、カンボジア法に基づく法的措置が取られる可能性があることも、当局は明確に警告している。
なお、公式の「e-Arrival」システムでは、通常のビザ発給手数料以外に追加のサービス料金は一切発生しない。
制度に関する問い合わせは、入国管理総局の公式ホットライン、ウェブサイト、Facebookページ、またはその他の認証済みSNSを通じて行うことが推奨されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。