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<写真:Khmer Times>
カンボジアの首都プノンペンにおいて、オンライン詐欺に関与したとみられる大規模な拠点が摘発され、外国人を含む計234人が治安当局により拘束された。
摘発は7月14日および15日の2日間にわたり、トゥールコーク区とセンソック区の2か所で実施された。
第一の摘発は、14日にトゥールコーク区ストリート128沿いの建物で行われた。
プノンペン副知事フン・スリティ氏が率いる市当局と警察の合同部隊が現場を捜索し、ベトナム国籍の149人(うち女性23人)およびカンボジア国籍の85人(うち女性17人)を拘束した。
当局の発表によれば、拘束されたカンボジア人の多くは建設作業員、警備員、電気工、料理人、家政婦などであった。
一方、ベトナム人については法的措置を進める方針が示された。
カンボジア人のうち67人(女性12人)はプノンペン警察署に引き渡され、関与の程度が軽微と判断された者には教育措置が講じられた。
建物については原状回復のうえ、所有者に返還された。
翌15日には、センソック区トゥルン・モアン村にある8階建てのコンドミニアムで第二の摘発が実施され、中国人3人(男女)を拘束した。
現場からはパソコン47台、ノートパソコン19台、iPad1台、携帯電話28台、テレビ6台が押収され、証拠品として押収された。
カンボジア当局は、国外から流入するオンライン詐欺グループの拠点化を警戒しており、外国籍容疑者に対する取締を強化する姿勢を明確にしている。
今回の摘発は、プノンペンが国際的な詐欺ネットワークに利用されているとの懸念に対応するものであり、当局は今後も不正行為に用いられる可能性のある賃貸物件への監視を強めるとともに、再発防止策の徹底を図る方針である。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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