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<写真:Khmer Times>
カンボジア政府は2026年、北西部シェムリアップにて第20回フランコフォニー首脳会議を開催する方針である。
これに関連し、フランスのエマニュエル・マクロン大統領が同国を公式訪問する予定であり、仏大統領としては約30年ぶりの訪問となる。
両国はこれを機に、包括的な戦略的パートナーシップ構築に向けた取り組みを加速させる構えである。
両政府は2023年に策定した協力の行程表に基づき、2025年中の提携実現を目指して協議を継続している。
7月14日のフランス革命記念日には、在カンボジア仏大使公邸で式典が開かれ、副首相兼外相のプラク・ソコン氏が登壇した。
ソコン氏は「フランス語は我々の外交、文化、科学、商業交流の中核であり、歴史的絆を象徴する存在である」と強調した。
フランコフォニー首脳会議は、フランス語を共通の要素とする88の加盟国・地域(正会員54、準会員7、オブザーバー27)が隔年で開催する国際会議である。
カンボジアはフランスの支援を受け、フランコフォニーの理念である言語・文化の多様性、人権、教育の振興に取り組んでいる。
両国の経済関係も進展しており、2024年の貿易額は前年比8.3%増の14億8000万ユーロに達したが、フランス側の貿易収支は12億3000万ユーロの赤字となっている。
投資拡大と貿易の均衡を目指し、協議と施策の強化が続けられている。
ジャック・ペレ駐カンボジア仏大使は、2026年の首脳会議開催を正式に発表し、マクロン大統領の訪問も予定されていることを明らかにした。
先の国連海洋会議では、マクロン氏がフン・マネット首相の指導力を高く評価し、開催国カンボジアへの全面的な支援を表明した。
王立カンボジア学士院のキン・ピア国際関係研究所長は「仏大統領の訪問は1993年以来であり、両国の外交関係を一段と深化させ、戦略的パートナーシップへの道を切り開く転機となる」との見方を示している。
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