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<写真:Khmer Times>
フランスはカンボジアとタイの間で続く国境係争の解決支援として、関連する歴史文書をカンボジアおよび関係国に提供する用意があることを明らかにした。
この方針は駐カンボジア・フランス大使ジャック・ペレが退任の挨拶のためプノンペンの上院議会宮殿を訪れ、上院議長フン・センと会談した際に表明されたものである。
ペレ大使は、フランスが国際法および国際司法裁判所(ICJ)の原則を強く支持している姿勢を改めて強調し、ウクライナ情勢を含む国際問題において、両国が共通の立場を取ってきたことにも触れた。
この支援の意向は、6月にフランス・ニースで行われたカンボジアのフン・マネット首相とエマニュエル・マクロン仏大統領の首脳会談においても確認されており、マクロン大統領は必要に応じてカンボジアおよびタイ双方に対して歴史文書を提供する用意があると述べた。
カンボジアは1863年から1953年までの90年間にわたりフランスの保護領であった。
この間に作成された多くの地図や国境に関する文書は、現在のカンボジアの領土主張にとって極めて重要な基礎資料となっている。
こうした背景から、フランスが保有する歴史文書の提供は、両国間の係争解決に向けた一助となる可能性がある。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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