おすすめのプロモーション

<写真:khmertimeskh.com>
中国がカンボジアに供与する新型フリゲート艦2隻のうち、1隻目の建造がほぼ完了したことが明らかとなった。
カンボジア国防省の元大臣であるティア・バン氏は、9月20日に現地で当該艦船を視察し、性能試験が成功裏に終了したと発表した。
2隻目の建造も順調に進行しており、現在は約半分の工程を終えているという。
このフリゲート艦は、中国による軍事支援の一環として供与されるものであり、カンボジアの海上防衛力の強化に加え、人道支援や捜索救難活動などへの活用も見込まれている。
なお、引き渡しの具体的な時期については現時点で明らかにされていない。
カンボジア国防省の報道官はコメントを控えているが、過去の声明では「主権国家として、自国の利益に即した国際協力を行う権利がある」と強調し、本件が憲法および国家主権に基づいた取り組みであることを示している。
また、カンボジア王立アカデミーの政策アナリストであるスーン・サム氏は、新型艦艇の配備について「戦争準備ではなく、自国領海の防衛に不可欠な措置である」と評価している。
隣国のタイやベトナムが強力な海軍力を有する中で、現行装備では対応が困難であることから、今回の艦船導入は戦略的に大きな意義を持つと指摘した。
中カ両国の関係は近年さらに強化されており、2024年末には中国の習近平国家主席とカンボジアのフン・セン上院議長による首脳会談が行われ、「共有する未来に向けた質の高いパートナーシップ構築」が改めて確認された。
今回のフリゲート艦供与は、カンボジアの防衛体制強化に資するのみならず、中カ両国間の「鉄の友誼」の象徴ともなりつつある。
[© poste-kh.com 2016-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。