フン・マネット首相、中国訪問で包括的協力関係の強化を確認

フン・マネット首相、中国訪問で包括的協力関係の強化を確認
2025年09月03日(水)00時00分 公開
フン・マネット首相、中国訪問で包括的協力関係の強化を確認

〈写真:Khmer times〉

 

カンボジアのフン・マネット首相は8月30日、中国・天津市で開催された上海協力機構プラス(SCO Plus)首脳会議に出席し、中国の習近平国家主席と会談した。

 

両首脳は、両国間の包括的協力関係をさらに強化する方針を確認し、中国は引き続きカンボジアの経済発展および主権維持を支援する姿勢を示した。

 

フン・マネット首相は習主席の招待を受けて訪中し、カンボジア開発評議会(CDC)第一副議長のソン・チャントール副首相をはじめとする政府高官、カンボジア商工会議所および富豪協会の代表団が同行した。

 

会談において、習主席はカンボジアとの戦略的パートナーシップをさらに深化させることの重要性を強調し、特にインフラおよび社会開発分野における支援を継続する意向を表明した。

 

また、カンボジアとタイの国境紛争に関しては即時停戦を支持し、マレーシア主導によるASEAN停戦監視メカニズムおよび監視団(AOT)の早期設置を後押しする立場を示した。

 

これに対しフン・マネット首相は、中国の支援がカンボジアの社会経済発展および国民生活の向上に不可欠であると述べ、深い謝意を表明した。

 

さらに、タイとの国境地域における停戦仲介における中国の積極的な関与にも感謝の意を示し、既存のカンボジア・タイ合同国境委員会を通じた平和的解決の重要性を強調した。

 

このほか、フン・マネット首相は中国人民政治協商会議全国委員会の王滬寧主席とも会談を行い、王主席は両国関係の進展を高く評価し、今後のさらなる関係強化に期待を示した。

 

フン・マネット首相は会議期間中、他国の首脳とも二国間会談を行う予定であり、「多国間主義の実現、地域の安全保障確保、持続可能な発展の促進」をテーマに発言する見通しである。
 

 

 

 

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