カンボジア・ラオス・ベトナム、地域連携の深化で一致

＜写真：khmertimeskh.com＞

カンボジアのフン・マネット首相は28日、マレーシア・クアラルンプールで開催中の第47回ASEAN首脳会議の傍ら、ベトナムのファム・ミン・チン首相およびラオスのソーンサイ・シーパンドン首相と会談を行い、三国間の地域協力を一層強化していく方針で一致した。

三国の首脳は、貿易、投資、観光、安全保障、国防といった多岐にわたる分野における協力の進捗状況と今後の優先課題について確認した。

中でも、交通網やエネルギーの相互供給、デジタル決済の推進など、物理的およびデジタルインフラの接続強化が域内の経済成長を支える重要な要素であるとの認識を共有した。

フン・マネット首相は、カンボジアとラオスを結ぶロポフ〜セランパオ川橋の建設用地の選定を加速するように関係機関へ指示したほか、ベトナムとの間では、プノンペン〜バベット高速道路およびホーチミン〜モクバイ高速道路の整備に向けた具体的な取り組みの進展を呼びかけた。

また、「三国一体の観光地」構想の推進にも触れ、国際観光客の誘致拡大に向けて三国が連携する必要性を強調した。

あわせて、官民のパートナーシップを強化することが、地域としての競争力を維持・向上させるために不可欠であるとの認識を示した。

さらにフン・マネット首相は、ASEANの監視チーム枠組みにおけるラオスおよびベトナムの継続的な参加に対し謝意を表明した。

三国は今後も、域内の安定と繁栄、さらなる統合の実現に向けて、連携を深めていく姿勢を明確にした。

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