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<写真:Khmer Times>
カンボジア王国軍(RCAF)と中国人民解放軍(PLA)による2025年の合同軍事演習「ゴールデンドラゴン」が、カンボジア中部のコンポンチュナン州において28日に終了した。
本演習は5月14日から実施され、両国の戦略的防衛協力を象徴する取り組みとして国際的な注目を集めた。
閉会式に出席したティア・セイハ副首相兼国防相は、カンボジアと中国の継続的な貿易関係、軍事支援、共同活動を挙げ、両国関係の強固さを強調した上で「この演習はカンボジア軍が陸・海・空の各分野において主権と領土の保全能力を高める契機となった」と述べた。
また、5月初めにフン・マネット首相が出席して開設されたリアム海軍基地にも言及し、「いかなる国にも国家安全保障上の理由から制限区域は存在する」と説明した。
国際社会からの透明性に関する懸念に配慮しつつも、友好国との軍事協力には今後も門戸を開く姿勢を示した。
今回の演習は「合同対テロ作戦および人道支援」を主題に、プレアシアヌーク州およびコンポンチュナン州を舞台として実施された。
訓練は適応訓練、指揮訓練、実弾演習の三段階から成り、両軍間の相互運用性や信頼の向上に資するものとなった。
中国側からは南部戦区副司令官であるウェイ・ウェンフイ中将が出席し、「この演習は、中国が提唱するグローバル開発、安全保障、文明構想の一環であり、地域の平和と発展への貢献である」と述べた上で、共同体意識の醸成と国際協力の深化に意義があると強調した。
カンボジア側で演習を統括したペン・ソクラトヴィティヤ少将も「全ての工程が計画通りに実施され、演習は成功裏に終了した」と総括し、両軍の協力体制の成熟を示す成果となったと評価した。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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