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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア内務省の報道官キエウ・ソピアク将軍は、オンライン詐欺は「国境を越える現象」であり、多国間の協力による取り締まりの強化が不可欠であると述べた。
シンガポール警察は最近、カンボジアを拠点とする詐欺ネットワークに関与した34人を逮捕した。
うち27人がシンガポール人、7人がマレーシア人であり、国際的な詐欺の広がりが浮き彫りとなっている。これを受け、カンボジア当局は各国との協力を加速させている。
10月28日には、プノンペン市チャムカーマン区で中国人7人、カンポット州ボコール市ではベトナム人58人を逮捕した。
いずれも海外の被害者を対象としたロマンス詐欺に関与した疑いがある。
また、6月27日から10月14日までの間に、全国で3455人の外国人容疑者を逮捕し、75人の首謀者・協力者を起訴した。
地域的な枠組みとして、カンボジアのフン・マネット首相と韓国のイ・ジェミョン大統領は、11月に「カンボジア‐韓国共同作業部会」を設立することで合意した。
これは、サイバー犯罪および韓国人が関与する違法行為への対応を強化するための措置である。
さらに、米国ともオンライン金融詐欺や薬物密輸対策で協力を強化しており、米国の報告では、アジア地域における詐欺ネットワークにより、米国人被害者が総額100億ドル以上の損失を被ったとされている。
ソピアク報道官は「カンボジア政府はこのような犯罪行為を決して支援しておらず、国家のイメージを損なうものとして断固是正する」と強調した。
一方、詐欺の構造が国際的かつ複雑であることから、被害者および加害者が複数の国籍にまたがっている実情が指摘されており、カンボジア当局の捜査・摘発能力については課題も残る。
今後は、捜査体制、司法手続き、国際協力の三本柱を一体化させた対策のさらなる強化が、カンボジア政府に求められている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
 
                 
                                             
                                             
                                             
                                             
                                             
                                             
                                             
                                             
     
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                             
                     
                     
                     
                     
                    