キム・レイ氏殺害事件の裁判が延期に

キム・レイ氏殺害事件の裁判が延期に
2017年02月19日 00時00分 公開
キム・レイ氏殺害事件の裁判が延期に

政治アナリストのケム・レイ氏殺害の罪で訴えられている弁護士の男、エース・アン氏は、彼が事件の詳細のファイルを受け取っていないか、もしくは新しい弁護人にまだ説明していないため、証人喚問を3月1日に延期するよう求めた。
弁護士協会のアン氏に任命された弁護人のヨン・ファニス氏は、今日までに事件の詳細を確認できないため、最初の証人喚問予定日から1週間半の延期を求めていると述べた。
通常、事件の調査には少なくとも1週間は調査に要する。この事件が複雑で大きな問題の場合、長い時間がかかるだろういう。
ファニス氏はまた、自分1人で決断はできないため、裁判の前に依頼したアン氏に会う必要があると語った。彼がすることはすべてアン氏の承認を得なければならないためだ。
リーン・サムナット氏がこの事件の裁判官を務め、リー・ソファナ氏は検察官を務める。
2月6日にプノンペン裁判所は警察の6ヶ月の調査の後、3月1日に裁判の日程を決定した。
 
ケム・レイ氏は7月10日にプノンペンのカルテックスガソリンスタンドのカフェで殺害された。アン氏はその後警察に逮捕されたが、それが計画殺人であること、武器の持ち込みや運搬したことを容認しなかった。
目撃者らはアン氏がカフェに入り、レイ氏の背中と頭に銃撃したのを見たという。
アン氏がバイクに乗った警官に捕まえられ、地元の警察署に連行されるまで、大勢の警官が捜索にあたった。
彼は逮捕された後、警察に3,000$を超える借金があったため銃撃したと言っているそうだ。アン氏の妻と母親がクメールタイムズを含む地元の報道機関に語った時、3,000$の融資など受けられないくらい貧しかったと述べている。
彼女らはまた、アン氏はレイ氏を知らず、以前にも会ったことがないと話した。
人権団体と国連は政府がその銃撃事件を処理したことを非難し、独立機関が捜査するよう求めている。また、政府にガソリンスタンドの監視カメラの映像を公開するよう要請しているというが、政府はそれを拒んでいる。
 
先週、カリフォルニア州の裁判所は元野党指導者のサム・ランシー氏が、国際石油会社シェブロンが所有するカルテックスに召喚命令を出すことに同意した。レイ氏殺害時期の2週間分の監視カメラの映像を保持している。そしてその映像は政府にのみ公開されている。
しかし、社会正義独立団体のモンクネットワークの責任者であり、レイ氏の葬儀委員会のメンバーの1人であるブンテン氏は、この裁判は馬鹿げていると述べ、レイ氏殺害の背後にいる者を明らかにできるとは期待していないという。
 
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