ラオスとの国境問題、解決に向けて両首相が合意

カンボジアとラオスは、両国間の国境沿で発生した問題を解決する方向で合意し、この地域の地図の明確化を求めるフランス大統領に共同文書を送る。

金曜日にプノンペン首相府（Peace Palace）で行われた、両国首相の会談を終えた後の記者会見でフン・セン首相は、今回の会談は国境沿いの問題解決への第一歩となったと語った。

フン・セン氏は、両国が国境問題の解決に向けて努力することで同意し、また数日後にはプノンペンで外務大臣同士の会合を開く予定だと付け加えた。

今回の合意では、カンボジアとラオスに所属する領土及び国境を明確にする必要があることが確認され、国境が確定し次第国境ポストを設置することで意見が一致した。

両首相は国境設定において、10万分の1から5万分の1の縮尺の地図を作成するよう専門家に求める書簡を、フランンスに当てて送る。

フン・セン氏は、「カンボジアとラオスの国境に関連するその他の文書もフランスから要求する」と述べた。

フン・セン氏は先月、ラオス軍が国境を超えて駐留していた問題で、ラオス首相と会談するためにビエンチャンを訪問し、カンボジアの軍隊も当該地域に派遣するよう指示を出した。

その数日後、ラオスはカンボジアの当該地域から軍隊を引き上げることに同意した。

ラオス首相は、「私とフン・セン氏との個人的な関係や家族関係は、問題の解決を容易にすると考えている」と述べ、両者が両国外相会議の結果を待っていると付け加えた。

ラオス首相は、問題解決は平等な関係、即ち敗者が出ないことに基づいていると述べ、両国は国境に沿って平和と安全を保つと約束した。

現在、533キロの国境に沿って121の国境ポストが設置されており、全ての国境ポストのうち83％が完了している。

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