当局、通信業界の価格競争への介入を行わない方針に

不公平かつ疑わしいと考えられてきたモバイル市場の低価格競争低について、何年もの間電気通信規制当局は警告を発し続けていたが、昨日とうとうはこれらの警告を取り下げる形となった。

カンボジア電気通信規制当局(TRC)は、通信事業者間で行われている価格戦争には今後介入しないと述べた。

TRCのイム・ブサ報道官は、たとえ現状の価格競争が続いても状況はコントロールされており、一般市民にも利益をもたらしていると述べた。

同氏は、「特定の事業者が市場を支配し独占する可能性がある場合、我々は介入する必要がある。」と述べ、現在すべての事業者が収益を上げ事業を展開できている状態だと付け加えた。

「これまで、通信事業者が提供するインターネットサービスの低コスト化は、決済サービス、金融サービス、電子商取引、オンラインショッピングなどの分野で有益であった。」

今年初めに、Smart Axiata社とCamGSM社のCellcardなど大手間での競争を受け、TRCは不公平な価格設定により新規企業の参入を阻んでいると声明を発表した。

イム報道官は昨日、規制当局は今後価格戦争に注視していくと述べた。

価格競争が激化するにつれて、サービスや品質が低下する可能性があると同氏は考えている。


TRC関係者は、粗悪なサービスと加入者が口座を失う原因となった紛らわしいプロモーションについて、加入者からの苦情を受けていたという。

プノンペン在住の55歳男性は、普段からインターネットを利用していないと言い、自分に興味のないインターネットパッケージのプロモーションが自動的に適用されたことで、余分に支払額が増えたと不満を漏らした。

セルマークオペレーターのイアン・ワトソン最高経営責任者（CEO）は、TRCの警告を受け入れ、市場の全体像を把握し、透明性を確保しているかどうかについて、弊社のプランとプロモーションを評価することが重要だと合意した。

「セルカードでは、顧客がサービスに加入することなく残高を控除しないことを保証できる」と同氏は述べ、契約に関する質問があれば、コンタクトセンターに問い合わせることができると付け加えた。

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