プノンペンのカジノについて気になる方も多いのではないでしょうか。プノンペンには「ナガワールド(Naga World)」という有名で大規模なカジノがあります。2018年初旬、前年における「ナガワールド」のVIP顧客による賭け金総額がカンボジアのGDPを超えたというニュースが在住者の間で駆け巡り、衝撃を与えました。
そんな話を聞くと、「ナガワールドって一体どんな場所?」「服装はどうすればいい?」「パスポートとか必要な持ち物はあるの?」と疑問が湧いてくる人も多いのではないでしょうか。今回はそんな方に向けて、ナガワールドについて詳しく解説します!
ナガワールド(Naga World)って?
「ナガワールド(Naga World)」はプノンペンの独立記念塔やイオンモール1号店付近に位置するカジノです。「ナガワールド」はプノンペン周辺における、1995年から70年間のカジノ独占権を所有しています。そのため、プノンペンのカジノといえば誰もが「ナガワールド」を思い浮かべます。
ちなみに「ナガワールド」の名前の由来はインド神話に出てくる「ナーガ」神です。カンボジアはインド神話の影響も受けており、有名なアンコール・ワット遺跡の壁にも「ナーガ」神が描かれています。また、フランスからの独立を祝して建設された独立記念塔にも「ナーガ」神の彫刻が飾られています。「ナーガ」を漢字表記すると「蛇神」。文字通り蛇の神様であるため、独立記念塔の「ナーガ」神も蛇となっています。
2018年現在、主に中国人の訪問客の増加を背景に「ナガワールド」の収益は右肩上がりです。利用客のほとんどは中国人とカンボジア人の富裕層。一説によると、「ナガワールド」のカジノでは英語よりも中国語の方が話されているそうです。
もちろん日本人も行くことができるので、プノンペンにいるからには経験として行ってみたい方、もしくは海外のカジノに行き慣れている富裕層の方に向け、「ナガワールド」を基本情報から順に解説していきます。
ナガワールドの営業時間
「ナガワールド」は24時間営業です。夜通し莫大な金額が賭けられています。賭け金は人によって異なり、本当にお試しで足を運んだ方は1ドル(約110円)から賭けて遊べるものもあります。ただ、ほとんどの利用客は100ドル(約1万1000円)単位でゲームを楽しんでいます。中でもVIP顧客の賭け金は莫大で、ある年の賭け金総額と利用客数から単純計算をすると、1年間で1人あたり1500万円以上を賭けているようです。一般人にとっては想像を絶する世界です。
「ナガワールド」は中国語表記で「金界娯楽城」ですが、文字通りと言うことができます。もし「ナガワールド」でカジノを満喫するのであれば、100ドル(約1万1000円)〜1万ドル(約110万円)の資金は必要となるでしょう。
ナガワールドに行くときの服装
服装について気になる方もいるかもしれません。「ドレスコードがあるの? 」「カジュアルな格好で行ったら浮く? 」という不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。心配は無用です。「ナガワールド」では服装に関する規則は特になく、半袖短パンの人、サンダルの人、スーツの人、ドレスコードの人、はたまたパジャマのような格好の人など、様々です。ご自身のいつもの服装で行って問題ありません。
ちなみに写真撮影は入り口やロビー、外では可能ですが、中では基本的には禁止となっています。ゲームを楽しむことに専念するのが良さそうです。
ナガワールドの入場年齢制限
年齢制限について気になる人も一部いるかもしれませんね。若い人と一緒に行く予定の大人の方、旅行でプノンペンに来ている大学生などは年齢制限の有無について知りたいのではないですか。規則上では、「ナガワールド」は18歳以上の人のみ入場できます。ただ、基本的には年齢確認は行われておらず、事実上年齢制限はないと言えるでしょう。
また、他の国のカジノではパスポートの提示を求められるのが一般的ですが、「ナガワールド」ではパスポートの確認は基本的にはされません。
ナガワールドで遊べるゲームの種類
「ナガワールド」のカジノでは実際にどんなゲームを楽しめるのでしょうか。まず、「カジノの王様」と呼ばれる「バカラ」。名前は知っている方も多いのではないでしょうか。ニュースなどで「◯◯(著名人)が『バカラ』で〜円を擦った」といった報道がされているのを聞いたことがあるかもしれません。
「バカラ」とは、一言で言えばどちらが先に9に近い数字を出すか競うカードゲームです。細かいルールを説明すると長くなってしまうというのと、実際にプレイしてみないと面白さが分からないため、気になる方はとにかくやってみることをおすすめします。ちなみにカジノで有名なマカオでは、テーブルゲームの9割を「バカラ」が占めるようです。人気ぶりが伺えますね。
その他には多くの人が知っているであろうカードゲームのポーカーやスロットマシン、ルーレットなども用意されています。カンボジア最大のカジノであるだけに、ゲームの種類で物足りなさを感じることはないでしょう。思う存分楽しめるようになっています。