韓国 カンボジアに4億1700万ドル開発融資へ

韓国 カンボジアに4億1700万ドル開発融資へ
2017年01月30日 00時00分 公開
韓国 カンボジアに4億1700万ドル開発融資へ




韓国はカンボジアに対し、4億2000万ドルの開発融資を今週中に行うと発表した。2001年からの融資額は合計で8億8000万ドルにのぼった。融資の使用用途は主に国内インフラ整備使用されるという。

今回の開発融資の合意書はソコン外務大臣と在カンボジア韓国大使であるキム・ウンジン氏によって本日署名される予定だ。

今回の韓国からの開発融資は、カンボジア政府が北朝鮮との歴史的関係を重視する外交政策から韓国との関係を強化する外交政策へ切り替えたことで現実化した。

7月に韓国のファン防衛副大臣がプノンペンを訪問中に、韓国はカンボジア政府が北朝鮮の相次ぐ核実験に対して反対を支持させることに成功した。韓国とカンボジアの両国は軍事協定を締結する計画も明らかにしている。

今回の4億1740万ドルに始まり、両国の関係強化は始まると見られている。おおよそ3億5000万ドルはインフラ整備や灌漑、地方道路、下水システムなど来年の優先開発事業に充てられると発表された。

残りの6740万ドルはココン州をはしる国道48号線を再整備するために使用される予定だ。


今回の合意はカンボジアと韓国が国交正常化から20周年を記念するものだという。

2013年7月、韓国は国道の整備や地方道路の整備、バッタンバン州とポーサット州にまたがるダム建設等の為に、カンボジアに対し2億ドルの融資をすることで合意をしていた。

「韓国からの継続的な支援は着実な経済成長を維持しているだけでなく社会経済的発展をしているカンボジア政府の努力に呼応していることも注目する価値がある」と今回の開発融資に関する声明には記載されていた。

在カンボジア韓国大使館は融資で実行できる他の開発計画を模索できる可能性があると話した。

「今回の合意書の基で、両国政府はインフラや健康問題、地方開発などの多岐にわたるプロジェクトを遂行するために緊密に連携する」との声明も発表されている。

声明では今回の開発融資により、韓国とカンボジアの国交正常化20周年を記念し、協力的関係が強化されることに期待も示されており、韓国が2001年から合計8億8270万ドル開発融資を行っていることにも触れられている。

外務省のチュム報道担当官は署名式に先立って現在発表されている情報以外の情報は公開できないと話した。


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