シアヌークビル国際空港の改修工事が完了、観光客誘致へ

シアヌークビル国際空港の改修工事が完了、観光客誘致へ
2018年06月27日 00時00分 公開
シアヌークビル国際空港の改修工事が完了、観光客誘致へ


27日、シアヌークビル国際空港が乗客ターミナルの改修工事を経て一般開放された。

今回の改修工事はカンボジア国内の全空港を管理しているプノンペン国際空港(Cambodia Airports)によって行われた。シハヌークビル州への観光客の増加に伴い、フライト数も増えており、シアヌークビル国際空港の既存の設備では増加する利用者を受け入れきれなくなっていた。そのため、今回改修工事に踏み切ったのだ。

27日、プノンペン国際空港は声明で「今回の改修工事で場所によっては最大80%面積を拡大した。例えばチェックインエリアや手荷物預かり所は大幅にエリアを拡大した。また、手荷物取扱所を新たに設けた」と述べた。

プノンペン国際空港の親会社であるヴァンシ・エアポート(Vinci Airports)のNicolas Notebaert代表は「空の便をより快適に利用できるようになることを期待している。今回、空港のリニューアル記念式典では、カンボジア政府とヴァンシ・エアポートとの協力関係を改めて確認することができた。空港の利用者が増えることで州全体の経済が活性化し、社会全体が発展するだろう。観光業界にも好影響だ。

シアヌークビル州観光部門担当のTaing Sochet Krisna氏は「昨年、シアヌークビル州には約200万人の観光客が訪れ、そのうち50万人は外国人だったという。現在、シアヌークビル国際空港は中国やマレーシア、ベトナム、タイなどの近隣諸国間との便が充実している。今後2年間でさらに遠い国からのフライトも多く受け入れていきたい」と述べた。

また、同氏は「今後、滑走路を800メートル延伸させ、滑走路を3.3キロにまで拡張する計画も話し合われている。滑走路の工事が行われれば大型航空機の離着陸が可能になり、より多くのアジア諸国とシハヌークビル州を結ぶ便が就航可能だ」と続けた。

2017年、カンボジア国内の空港の利用者は合計880万人だった。プノンペン国際空港とシェムリアップ国際空港の利用者数が420万人を占めているという。

出典:KhmerTimes

関連記事
[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
Line Banner

ホットニュース

Choose Classified categories