11日にカンボジア政府が発表した声明によると、今年の水祭りは例年よりも大規模に開催される予定だという。これは先日総選挙を無事終えたことやその他政府の業績を祝すためだ。
11日、カンボジア国家祝祭委員会職員のBun Veasna氏は、政府は今年の水祭りを昨年よりも大規模に開催する予定だと述べた。参加するボートの台数も増やす準備を進めているという。
同氏は「今年の水祭りはフン・セン首相による指示も背景にあり、例年以上に大規模に開催される予定だ。カンボジア総選挙の成功を祝すためだ。今年は世界最長のボートが使用されることになる」と語った。
現在、既に約280のボートの参加が予定されている。
Veasna氏は「地方当局から水祭り実行委員会に最新のエントリーデータが送られてきていないため、参加するボートの正確な数は把握できていない」と続けた。
先月、プノンペン市役所は11月21〜23日にかけて行われる水祭りの委員会と5つの小委員会を結成した。
当局は参加者の安全・警備のために準備を進めている最中だという。
Veasna氏は「我々は実行委員会やプノンペン市役所、警備隊、関係機関と協力して国民の安全のために準備を進めている。現在、問題は見られていない。また、我々は会議を実施し、水祭りが円滑に進行し参加者全員が楽しめるようにする」と語った。
昨年プノンペンで三日間開催された水祭りには130万人以上が訪れた。270台のボートが使用され、1万7826人がレースに参加した。
先週に情報省が発表した声明によると、国家エイズ当局(NAA=National AIDS Authority)は3万個の避妊具を水祭りに参加予定の国民に無料配布するという。
NAAの医師であるTeng Kunthy氏は、NAAは国民にエイズに関する知識を普及するためのキャンペーンを実施すると述べた。街をバイクで巡回して避妊具に関する知識を広め、また無料で避妊具を配布するという。
関連記事
- 水祭り参加者向けにコンドーム6万個を無料配布 HIV防止キャンペーン
- 【画像多数】水祭り、大きなトラブルなく無事終了
- 水祭りでテロ等の防止に3,000人の軍警察を動員
- 水祭りの安全性確保のためドローン、出店におけるガスボンベの使用を禁止か
- 水祭り開催期間中、交通事故や軽犯罪に注意
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。