Pi Pay社とABA銀行、モバイルバンキングの協定に合意

2017年10月11日 00時00分公開

Pi Pay社とABA銀行は昨日、Pi PayモバイルウォレットをABA銀行口座にリンクするための提携協定に署名し、モバイルバンキングとキャッシュレス決済アプリに新しい観点の利便性と統合をもたらした。

今回の合意により、顧客はABA銀行とPi Payモバイルアプリを使用して、Pi PayモバイルウォレットとABA口座間で円滑にお金を送金することができるようになる。

Pi Pay社のCEOであるトーマス・ポコーニー氏は、この新たな合意により、カンボジアの多くの携帯電話ユーザーがこの仕組みを利用することになるだろうと語った。

ポコーニー氏は、同国で銀行口座を持たない人々が非常に多いことから、新しいパートナーシップは財政的介入を促進する一方で、多くの人の金融アクセスを容易にするだろうと指摘した。

「これはPi Pay社にとって非常に大きな歩みであり、カンボジアで最も革新的な銀行として広く認められているABA銀行との提携にワクワクしている。」

「顧客はABA銀行とPi Pay口座間でお金を送金することができ、現金を使用せずに、パートナー加盟店から商品やサービスを購入することができるため、Pi Pay社は本当にキャッシュレスなプラットフォームだと言うことができる。」とポコーニー氏は述べた。

「フィンテック企業、金融機関およびその他の関係者は、顧客サービス、ユーザーエクスペリエンスなどにおいて共通する領域で公平に競争する方法を見つけ出し、協力できる分野に焦点を当てる必要がある」

「これがABA社とPi Pay社が一緒に仕事をしようとしている理由だ。デジタルに焦点を当てた2つの企業間の積極的な歩み寄りは、今や強力なパートナーシップになるだろう」と同氏は付け加えた。

ABA銀行CEOであるアチカノヴ氏は、この銀行には約90万人のモバイルバンキングユーザーがいると述べ、ABA社のオンラインバンキングプラットフォームは、時間を節約し、銀行口座への24時間アクセスを必要とする人々の間で非常に人気があると付け加えた。

「このプログラムは、携帯電話での預金口座の開設、モバイル貯金口座、バーチャルカードの開設など、我々が提供する追加のサービスでさらに面白いものとなるだろう。」とアチカノヴ氏は語った。

「ABA社はカンボジアにおける金融サービスのデジタル化変革の中心であり、インターネットとモバイルバンキングプラットフォームはカンボジアの人々に革命をもたらした。」

「この提携は、キャッシュレスな支払いを超えて、さらに革新的なサービスの基礎を築くものだ。また我々は、Pi Pay社がABA口座にリンクされたPi Payアプリを通じてスタッフの給与を支払っていることは、非常に喜ばしい。」

「これは給与管理の効率的かつ安全な方法であり、カンボジアの多くの企業にとって魅力的だと確信している」とアチカノヴ氏は述べた。

2017年9月30日以降、ABA銀行の総資産は14億8000万ドル相当で、カンボジアでは4番目の規模の銀行となっている。

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