ベトナム戦争の際にアメリカ軍によって使用された爆弾や化学物質により苦しんだ村人たちは、米国により課されている戦争債務の取り消し、補償を求めている。
トボンクムン州スレタヌオン村に住むニェック・ブン氏(84)は、「ベトナム戦争時に、アメリカに攻撃されたせいで家族や子供を失った。その後に生まれた私の子供は、生まれた時より化学物質のせいで先天異常があり、70年代に亡くなった。」と語った。
ベトナム戦争時、アメリカ軍によって森林には枯葉剤が広範囲に散布された。
ブン氏は、アメリカ軍によって散布された枯葉剤により多くの人々が苦しみ、亡くなったことを受け、カンボジアはアメリカに戦争債務を払う義務はなく、むしろアメリカがカンボジアに補償をするべきだと述べた。
同じくスレタヌオン村に住むセアム・チェイ氏は、現在の状況はカンボジア人にとって不公平であると述べた。
2000年に発表されたデータによると、米国は、1963年から1975年にかけてカンボジアに80万トンの爆弾を投下したとのことだ。
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