猫ひろし、第7回プノンペンハーフマラソンで優勝

猫ひろし、第7回プノンペンハーフマラソンで優勝
2017年06月18日 00時00分 公開
猫ひろし、第7回プノンペンハーフマラソンで優勝



リオ五輪出場者の猫ひろし氏(本名:瀧崎邦明、40歳)は昨年の好成績に続き、昨日の第7回プノンペン国際ハーフマラソンの男子の部で、周囲と大きく差をつけ優勝を飾った。

女子の部ではフランス人のヴェロニク・メッシーナ氏が、4年間で3度目の優勝を果たした。 



カンタボアファ子供病院やその他の慈善団体からの支持を集めるこのチャリティーマラソンは、ノロドム・モノネアート・シアヌーク皇太后の誕生日を記念して開催されたという。 

締め切り間際の数日間に参加者の応募が急増し、33カ国の国々から523人の応募を含む、5000人を超える応募者数を記録した。 

10kmや3kmマラソンに参加した地元住民の参加により、この記録的な数に達した。

観光省の国務長官兼国家オリンピック委員会事務総長のバス・チャムロン氏は昨日、「応募者数は私たちの予想をはるかに上回った。多くの機関や団体が大人数で参加していることを嬉しく思う。この傾向が今後も続いてほしい。」とプノンペンポスト紙に語った。 

「来年からこのハーフマラソン大会をフルマラソンに拡大する計画について、国内外のマラソン参加者の意見を聞こうと思う。10kmと3kmマラソン、ハーフマラソンがフルマラソンに拡大するということは、ますます多くの地元住民がマラソンに関心をもつようになっている証拠だ。これは、長距離ランナーが増加する潜在的な兆候でもある。」と同氏は述べた。 



日本生まれのお笑い芸人である猫ひろし氏は、2011年にカンボジア国籍を取得して以来、スポーツアスリートとしてカンボジアでよく知られた存在となった。

2016年のリオ五輪で男子マラソンの完走を果たした同氏は一躍有名となった。 

身長145センチメートル、重量約45キロという体格でありながら、それを感じさせないスタミナで、去年より数分遅い1時間16分44秒という記録で勝利を収めた。 

同氏は、2番手となったカンボジアランナーのマビロ氏に5分差で勝利し、またカン・トゥユン氏が3番手にゴールした。 

女子の部では、2015年の優勝者である38歳のメッシーナ氏が、昨年惜敗を喫したイギリス人のライバル、ジル・ハミルを出しぬき、昨年の記録を数秒縮め、4年間で3度目の優勝を達成した。

2位はウクライナ人ランナーのナチア・ヘルシュチェンコ氏で1時間44分23秒。日本人の佐々木奈津子氏が1時間46分36秒という成績で3位に輝いた。 

男子10km部門では、カンボジアの選手たちが圧倒的な記録を見せた。 ヴァン・ピアラ氏は、38分34秒という記録で優勝。サス・オドム氏(39分44秒)が2位で、チェア・サムポス氏(39分53秒)が3位となった。

アメリカのシャイナ・コルビン氏は、女性10km部門で47分12秒を記録し、カンボジアのファイ・ローリー氏(48分21秒)と14歳のボ・サムナン氏(48分23秒)を破り勝利した。

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