シアヌークビル国際空港の拡張により、観光客の増加へ

カンボジア航空局によると、シアヌークビル国際空港がより規模の大きな飛行機に対応するための改修工事は、予定通り年末までに完了する見込みだという。
 
民間航空事務局の広報担当であるシン・チャンセリーブサ氏は、改修工事の約60％は完了していると述べた。
 
土台部分の工事が遅れたことにより、ようやく現在誘導路の建設が開始されたという。
 
また、カンボジアエアポート社は、来年初めに新しい施設を稼働させる予定だ。
 
この拡大工事のための着工式は、昨年12月に行われた。
 
ターミナルと誘導路の改修・拡張により、シアヌークビル空港は観光客を年間50万人収容することを可能となる。
 
飛行機の発着ペースが加速し、より規模の大きな航空機に対応することができる。
 
改修工事にかかる費用は、1200万〜1500万ドルであるという。
 

今回の改修工事は、プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビルの国際空港の発展のために、2040年まで20億ドルを投資する計画の一つである。
 
3つの国際空港は、カンボジアエアポート社によって運営されている。
 

今後シアヌークビル空港は、国際線と国内線からの大型航空機を受け入れていく予定だ。
 
シアヌークビルは、観光やビジネスの成長において大きな見込みがある地域の1つである。
 
観光専門家や地方当局は、今回の改修工事によって、観光客や海外からのビジネスマンを直接同州に呼び込むことを期待している。
 

シアヌークビル空港では現在、4つの国内航空会社とAirAsiaを合わせた、計5つの定期便と、中国とベトナムの航空会社からのチャーター便が8本ある。
 
太平洋アジア旅行協会の地方支部長であるトゥーン・シナン氏は、シアヌークビル国際空港がより多くの国際線を運航できるようになれば、コストも削減され、より多くの国内外からの観光客がこの州を訪れるようになるだろうと述べた。
 

カンボジアエアポート社によると、シアヌークビル国際空港は昨年、シェムリアップからの国内線の運行だけでなく、国際線において前年比41.8％増、2,600便以上の発着便があったという。
 
また、同時期におけるシハヌークビル国際空港の乗客数は65.8％増の156,887人となった。
 
カンボジアにある3つの空港では、カンボジアエアポート社が700万人以上の乗客と73,000便のフライトに対応し、前年同期比でそれぞれ8.6％および4.5％の増加となった。
 

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