中国がカンボジアへ支援金を提供　協力関係の強化へ

中国はフン・セン首相が北京へ公式訪問中に署名した合意に基づいて、カンボジアに2億4000万ドルの支援をした。

フン・セン首相と中国の国務院総理である李克強首相は、火曜日、両国間関係を議論した1時間の会議の後、6つの協定に署名した。

協定の一つでは、中国が今年カンボジアに174万ドルの支援金を提供するとともに、経済・技術協力の開発を行うことを約束した。

昨年、同様の協定に基づいて、中国から同額が与えられた。 

フン・セン首相と中国の習近平国家主席の昨日の会談で、周氏は、この援助はカンボジアの学校建設や農村地域の電気通信網、水を綺麗にするプロジェクトの資金として役立つだろうと述べた。

中国はまたプレア・ケト・ミーリア軍事病院の収容規模を拡大するため、約65万ドルの支援金を提供すると周氏は付け加えた。

両国間の他の協定では、ワン・ベルト・ワン・ロード（One Belt One Road）新政策に基づき、電力網、輸送、インフラ、観光、そして海洋環境を検査するための拠点の設立を約束した。

両国は、2020年に200万人の中国人観光客がカンボジアを訪れることを目標としている。

フン・セン氏は、テロ、人身売買、ネット上での恐喝、サイバー犯罪、国境を越えた犯罪と戦うための連結した協力関係が優先される、とFacebookに投稿した。

南シナ海についての問題が、中国とASEANの関係を乱すことはないと首相は付け加え、平和的に紛争を解決するための交渉を後援すると述べた。

カンボジアの経済発展、カンボジアでの暮らしの改善、そして中国企業の支援のために、中国はカンボジアを援助する準備を整えている。

フン・セン氏は、「我々は、一つの中国政策（One China Policy）へのカンボジアの取り組みを再確認した。」と述べ、中国はカンボジアの主権国家を守る援助をしてくれると付け加えた。

昨年の7月、中国政府はカンボジアの選挙、インフラ、教育、保健分野を改善するための3年間のプロジェクトで約6億ドルを提供すると発表した。

中国は2015年にカンボジアの8700万ドルの債務を帳消しにした。
 
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