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<写真:Khmer Times>
カンボジア内務省は年末年始にかけて増加が予想されるスリやひったくり被害に備え、国民に対して防犯意識を高めるように警告を発した。
公共の場での旅行やイベント参加が増えるこの時期、特に貴重品の管理と個人情報の保護が重要となる。
内務省が26日に発表した警告では、スリがオンライン詐欺と結びつくリスクに言及している。
スマートフォンやデジタル機器の紛失は、個人情報の流出や銀行口座の認証情報の悪用を招き、不正送金やテクノロジー犯罪への関与といった深刻な被害につながる可能性がある。
同省は「スマートフォンの追跡機能や二段階認証の導入、強固なパスワード設定などで被害を防ぐ努力が必要である」と強調している。
サー・ソカー副首相兼内務大臣は、オンライン詐欺撲滅に向けた取り組みの成果と課題についても言及した。
2024年上半期には、シアヌークビルを中心に違法オンライン活動の取り締まりを実施し、8カ国以上から1600人以上の被害者を救出して帰国支援を行った。
このような取り組みは進展を見せているが、依然として課題が残っていることを認めている。
内務省はスリやひったくりが世界中で発生する一般的な犯罪であると指摘し、特に現金、宝飾品、携帯電話などが標的となることを強調している。
市民に対しては、多額の現金を公共の場で見せないことやATMカードの使用を推奨している。
混雑した場所では周囲の状況に注意を払い、誰かが身体に触れた場合は所持品をすぐに確認することが重要である。
さらに、公共交通機関の利用時やATMを操作する際にも十分な警戒を呼びかけている。
スマートフォンやデジタル機器の保護については、パスワード管理の徹底や追跡機能の活用を推奨している。
ソーシャルメディアアカウントや銀行のオンライン決済システムには二段階認証を導入し、定期的にアカウントの動きを監視することが求められる。
年末年始には、全国で多くのイベントが予定されており、特に注目を集めるのはカンボジア青年連合会(UYFC)主催の「セレブレイティング・カンボジア」である。
同イベントはフン・マニー副首相の指導の下、12月31日午後3時から2025年1月1日午前6時まで開催される。
この催しではパレードや多彩なパフォーマンスを通じて新年の到来を祝うとともに、国民が一堂に会して近年の国家的成果を共有する場が提供される。
内務省は国民が楽しく安全に新年を迎えられるように、引き続き防犯対策の徹底を訴えている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。