プノンペンで年末イベント、大晦日は王宮前広場へ

＜写真：Khmer Times＞

カンボジアの首都プノンペンで、12月31日に「Celebrate Cambodia」と題する年末イベントが開催される。

このイベントはカンボジア青年連合（UYFC）が主催し、同国の民族的アイデンティティや誇り、そしてこれまでの成果を称えることを目的としている。

開催場所は王宮前広場で、午後3時にスタートし、翌2025年1月1日の午前6時まで続く予定である。

イベント実行委員を務めるソク・ソアナ氏は、12月19日の記者会見で「カンボジアで初めて年末に開催される大規模な催しであり、国内外の注目を集める」とコメントした。

会場では、チャトゥムック川沿いの庭園からロイヤルパレス前のチャンチャヤ寺院の庭園まで、古典と現代アートを融合させた装飾が施される予定である。

さらに、1990年代の伝統的な遊びである「イカ跳びゲーム」などを再現した特別エリアも設けられる。

このエリアは経済的困難や政治的課題を乗り越えた若者たちの活力を象徴する空間となる。

日没後には「カンボジア・プライド・パレード」が行われ、約3000人が参加する予定である。

パレードはアンコールワットをテーマにしたルートを進み、文化パフォーマンスやスポーツ披露のほか、色彩豊かなフロートやバルーンが登場する。

さらに、芸術的なパフォーマンスや創作物も披露され、各機関や団体の協力による多彩な展示が予定されている。

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