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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア国民の間で、中国人に関連するサイバー詐欺などへの懸念が高まる中でも、中国に対する好意的な評価は依然として高い水準を維持していることが、アジアン・ビジョン研究所(AVI)の世論調査で明らかになった。
同調査は2025年12月から2026年3月にかけて、全国25州・市の計2612人を対象にオンラインと対面で実施され、政治・経済・社会の各分野におけるカンボジアと中国の協力関係に対する認識を分析した。
その結果、中国に対して好意的と回答した割合は96.1%、両国関係に楽観的とする回答は97.4%に達した。
AVIは、こうした結果が「鉄のように強固な友好関係」への信頼と、中国の開発面での役割拡大を反映していると指摘した。
中国の魅力としては、経済力やビジネス機会、開発経験、科学技術分野での成果が挙げられた。
また、99.7%が両国関係を重要と認識し、45.8%が「非常に重要」、32.4%が「最も重要な二国間関係」と評価した。
一方、重要でないとした回答は0.3%にとどまった。
「一帯一路」構想に基づく事業では、プノンペン―シアヌークビル高速道路が最も有益とされ、支持率49.27%を記録した。
シアヌークビル経済特区(25.38%)が続いた。
シェムリアップ・アンコール国際空港やカンボジア中国友好プレアコサマック病院も高評価を得た。
これらの事業により、インフラ整備や所得向上、雇用・教育機会の拡大がもたらされたと認識されている。
情報源については、伝統的メディアやソーシャルメディアに加え、職場や学校、市場など多様な経路が挙げられた。
最近の動向としては、中国が最大の貿易相手国および投資元である点や、生鮮ドリアンなど農産品の対中輸出拡大が広く認識されていた。
また、中国の習近平国家主席のカンボジア訪問や、両国関係の「全天候型の運命共同体」への格上げも多くの回答者が認識していた。
さらに、中国がカンボジアとタイの国境における平和と安定の促進に関与している点や、難民への人道支援も言及された。
開発支援に関しては、77.11%が中国を最も支援している国と回答した。
戦略的パートナーとしては、中国を選択した割合が42.19%、米国が16.08%、中立が41.73%となった。
一方で、課題として中国人に関連するサイバー詐欺や違法活動への懸念が最も多く挙げられた。
AVIは、こうした問題への対応強化が、協力の利益最大化と国民の信頼維持に不可欠であると指摘した。
今後の優先事項としては、さらなるインフラ整備、中国によるカンボジア産農産品の輸入拡大、雇用創出につながる投資の増加が求められている。
AVIのチェン・キムロン所長は、本報告が政策立案者や民間部門にとって両国関係の重要性を理解する上で有益な資料になるとの見解を示した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。