シェムリアップでの高級車イベント、ギネス世界記録を樹立

＜写真：Khmer Times＞

9月17日、世界的なラグジュアリーカーイベント「ガムボール3000ラリー」の3日目がアンコールワットで開催され、102台の高級車が並ぶ光景がシェムリアップに華やかさをもたらした。

同イベントにより、世界遺産の前に最多のスーパーカーが集まるという新たなギネス世界記録が樹立される予定である。

カンボジア副首相兼カンボジア開発評議会第一副会長であるサン・チャントル氏は、9月16日にバイヨン寺院前で開催されたビジネスフォーラムおよび晩餐会において、ガムボール3000グループの創設者兼CEOであるマキシミリオン・クーパー氏に感謝の意を表した。

チャントル氏はアンコールワット遺産地域での「世界最大の高級車ショー」の開催が、カンボジアにとって新たな歴史的機会をもたらすと述べ、2024年はシェムリアップ訪問の年であり、カンボジアが主要パートナーとの関係を強化し、人と人との交流を推進している最中であることを強調した。

また同氏は旅行業者や国際ビジネスコミュニティに対して、カンボジアを訪れるすべての観光客が忘れられない経験をし、再び訪れたくなるような体験を提供するために協力するように呼びかけた。

ラリーに参加した観光客や参加者は、クメール伝統衣装に身を包み、バイヨン寺院前で古代クメール芸術のパフォーマンスを享受した。

マキシミリオン・クーパー氏はメディアに対して、同イベントがカンボジアの国際イベント開催能力を示すものであると述べ、「素晴らしい歓迎を受け、この日の出来事はすべて最高であった」と興奮を隠せない様子で語った。

また、多くの参加者や関係者が同イベントはカンボジアを国際的な舞台に押し上げるものであると強調した。

例えばソーシャルメディアインフルエンサーのラオクラシックス氏は「アンコールワットやカンボジアという言葉が国際的に広まることで、観光産業に大きな波及効果をもたらす」と述べた。

このような大規模イベントには質の高いインフラが必要であり、特に道路整備やホスピタリティサービスの重要性が指摘されている。

C4アドベンチャーズのジャン＝ブノワ・ラッセリン氏は、国際的な参加者やメディアの注目を集める今回のラリーが、カンボジアの大規模国際イベント開催能力を世界に示すものであると語った。

ペニンシュラ・プノンペンのゼネラルマネージャー、ジェレミー・クレメント氏は、同ラリーが短期的にはホテルやレストランなどに経済的な利益をもたらすとともに、最大の効果はメディア露出とプロモーション機会にあると述べた。

国際的な注目がカンボジアを魅力的な観光地として位置づけ、長期的な観光成長につながる可能性があるという。

同ラリーは国際的な参加者と地元住民との文化交流を促進し、両者にとっての視点を豊かにする。

さらにイベントによるメディア露出が、カンボジアを「楽しい旅行先」としてのイメージを高めることが期待されており、将来的に観光客を引き寄せ、地域社会や国全体に持続的な経済的利益をもたらすと予測されている。

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