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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジアの2026年1〜4月の国際貿易総額は233億8000万ドルとなり、前年同期比19.9%増加した。関税消費税総局が発表した。
同期間の輸出額は111億2000万ドルで、前年同期比21.7%増となった。
一方、輸入額も122億6000万ドルと18.3%増加し、国内の製造活動や消費需要の回復が続いていることを示した。
世界的なインフレ圧力やサプライチェーンの混乱、タイとの国境を巡る緊張といった外部要因がある中でも、貿易の拡大は2026年初頭の経済の強靭さを示す結果となった。
主要貿易相手国では、ベトナム、日本、カナダ、スペイン、インドネシア、英国との取引が伸びた。
政府は、自由貿易協定や地域的な貿易枠組み、特恵市場アクセスが輸出先の多様化と特定市場への依存低減を後押ししていると説明する。
商業省のペン・ソビチャット報道官によれば、2026年初めから輸出が顕著に伸びており、米国やRCEP加盟国、ASEAN、欧州連合など主要市場でカンボジア製品の存在感が高まっている。
輸出は従来、衣料品や履物、旅行用品が中心であったが、近年は電子部品、自転車、タイヤ、加工農産品など高付加価値分野への多角化が進んでいる。
輸入では、衣料・製造業向け原材料のほか、石油製品、車両、機械、電子機器などが多く、産業構造を反映している。
カンボジア商工会議所のリム・ヘン副会頭は、衣料品や農産物、電子部品の需要拡大が対内直接投資の魅力を示していると指摘し、RCEPや二国間自由貿易協定が外部ショックの緩和に寄与していると述べた。
開発評議会によると、同期間に固定資産投資は184件、総額26億ドル超が承認され、衣料・非衣料製造、インフラ、農業、農産加工、観光などに集中した。
専門家は、輸出の伸びと投資の持続が2026年の経済成長を支える可能性があるとする一方、原油価格の変動やホルムズ海峡の不安定化、地政学的緊張が輸送コストの上昇要因となり得ると指摘する。
政府は、通関や貿易手続きのデジタル化を進め効率性を高めるとともに、新規市場の開拓と既存の貿易関係の維持に取り組む方針である。
外部リスクが残る中でも、2026年初頭の貿易実績は経済の耐性と多角化の進展を示す結果となった。
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