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<写真:Khmer Times>
タイとカンボジアの国境地帯であるモムベイ地区における緊張状態は、一部で緩和の兆しを見せている。
5月28日に発生した、タイ兵による発砲事件でカンボジア兵1人が死亡した後、両国軍は定期協議を開始し、現在では週3回、武器を携行しない兵士7人ずつによる会合が行われている。
この定期協議の目的は、前線での不測の事態を未然に防ぎ、緊張のさらなる悪化を回避することである。
協議を通じて両軍の信頼醸成が図られており、地域の安定に向けた前向きな動きとして注目されている。
一方、カンボジア国防省は6月9日付の声明において、同国の領有権に対する姿勢を改めて明確にした。
声明では、カンボジア軍の国境地域における配置や展開に変更はなく、すべては自国領土を防衛するための準備であると強調している。
さらに国防省は、平和的解決に向けた努力を支持するとしながらも、必要とあれば政府の命令に従い、領土保全のための行動を速やかに実施する準備が整っていると表明した。
また、タイとの間で進められている国境交渉、とりわけ国境共同委員会(JBC)による未画定地域の測量および境界線確定作業への協力姿勢も示している。
声明の中で国防省は国民および報道機関に対し、政府および国防省が発信する公式情報のみを信頼するよう呼びかけており、情報の混乱や不安の拡大を防ぐ姿勢を明らかにしている。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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