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<写真:Khmer Times>
カンボジア保健当局は、2025年上半期に国内で報告されたデング熱の症例が8000件を超えたと発表した。
前年同期と比較して約20%の増加となっており、死亡例も確認されているが、具体的な死者数については明らかにされていない。
感染者は首都プノンペン、カンダル州、シェムリアップ州、コンポントム州、トボンクムム州に集中しており、年齢層は主に5歳から15歳の子どもが中心である。
保健省のリー・リティア国家デング熱対策プログラム責任者によれば、最近は新規感染者数が減少傾向にあるという。
感染拡大の背景には雨季の到来があり、デングウイルスを媒介するネッタイシマカが繁殖しやすい環境が整うことが一因とされている。
ただし、保健当局によれば、蚊の駆除や予防対策は継続的に実施されており、現時点において流行は管理可能な範囲にあるとされている。
チャン・ラー保健相は使用済みタイヤやバケツ、鉢、缶などにたまる水がネッタイシマカの繁殖源になると指摘し、住民に対して身の回りの水たまりを除去するように呼びかけた。
また、デング熱は高熱(39〜40度)を伴って発症することが多いため、症状が見られた場合には速やかに医療機関を受診するように促している。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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