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<写真:khmertimeskh.com>
カンボジア国立銀行(NBC)は、銀行システムの安定性維持を目的として、預金取扱金融機関向けの緊急流動性支援に関する新たな規則(プラカス)を公布した。
本制度は「最後の貸し手(Lender of Last Resort)」の原則に基づき、一時的な資金不足に直面する健全な金融機関に対して中央銀行が緊急資金を供給する枠組みである。
今回の改定では資金供給の条件を明確化し、個別の流動性問題が金融システム全体のリスクへ波及することを防ぐ狙いがある。
新規則では、支援はあくまで最終手段と位置付けられており、対象機関には十分な担保の提供と支払能力の維持が求められる。
特に、過去6カ月間にわたり自己資本比率が規制水準を上回っていることに加え、今後3カ月間もこれを維持できる見通しであることが条件とされた。
また、市場や親会社など他の資金調達手段を優先的に活用することも義務付けられている。
中央銀行は、条件を満たしている場合であっても、他の資金源が利用可能と判断した場合には支援を行わない裁量権を有している。
無条件の救済ではなく、規律を重視した制度設計である。
こうした背景には金融システムの拡大がある。2025年末時点で貸出残高は前年比4.1%増の630億ドル、預金残高は同14.7%増の657億ドルに達している。
預金の伸びが貸出を上回る中、短期的な資金需給の変動に対応する能力の強化が課題となっている。
今回の改定は、2015年に導入された枠組みを見直し、国際基準に沿った制度へと発展させるものである。
金融機関の健全性を維持しつつ非常時の安全網を整備することで、預金者および投資家の信認向上につなげる狙いである。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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