中央銀行、オンライン取引サービスを開始

中央銀行、オンライン取引サービスを開始
2017年08月16日 00時00分 公開
中央銀行、オンライン取引サービスを開始


カンボジアの中央銀行は明日、すべての金融機関が取引をオンラインで行うことができる取引システムを立ち上げる予定だ。

このオンライン取引システムでは、フィンテックまたは金融技術部門と同様に、銀行間接続を開発する動きとしてカンボジア国立銀行プラットフォーム(NBCP)が作られる。
 
国立銀行のチアセリー局長は、既存のインフラは時代遅れであり、取引コストは高いとクメールタイムズ紙に語った。
 
既存のシステムでは、金融機関が書類を準備しなければならず、多くの従業員を必要とし、時間がかかる。
 
オンライン取引プラットフォームであるNBCPの導入により、顧客が行う取引価格や、オンラインで機密情報を交渉、取引をリアルタイムで確認できる。
 
「NBCのカウンターに物理的にスタッフが常駐することなく、LPCO(流動性担保付事業)の入札や、NCDs(譲渡性預金)のオンライン申し込みも可能だ。初期バージョンのNBCPでは活用範囲は限られているが、利便性、透明性、金融機関が取引するための迅速な手段を提供するだろう。」とセリー氏は付け加えた。
 
アクレダ銀行の財務マネージャーであるラス・ヨウメン氏は、アクレダ銀行は現在システムをテストしていて、オンライン取引の登録の準備をしていると述べた。
 
同氏は、中央銀行や他の金融機関に関与するすべての金融関係者にとって、この新しいシステムはより便利で時間の効率化に繋がるだろうと語る。
 
「NBCP(カンボジア国立銀行プラットフォーム)により、オンラインで書類を送ることが可能だ。これは非常に安全で、時間とコストを節約できる。」
 

セリー氏は、カンボジアの銀行間取引は、市場関係者とレポ市場(債権貸借取引)が存在しないこととの信頼関係の問題により断片化しており、ほとんど行われていないと述べた。
 
カンボジア国立銀行プラットフォームを立ち上げることで、金融機関はより明白で安全な市場で利益を生み出すことができるだろう。
 
また、市場参加者間の信頼を促進し、金融機関の流動性をより効率的に管理することで、費用効果を高め、時間の節約にもつながる。
 
同氏は、このシステムを使用するのは、商業銀行、専門銀行、マイクロファイナンス機関の預金、リース会社、および両替所であり、カンボジア国立銀行によって管理・認可を受けていると述べた。
 
カンボジア国立銀行の公表によると、カンボジアには今年上半期に、39店舗の商業銀行、15店舗の専門銀行、7件のマイクロファイナンス預金機関、66件のマイクロファイナンス機関、267件の農村信用機関、12件のリース会社、6件の外国銀行代表事務所が存在するという。
 
金融業界では6月までに、融資残高が20.4%増の188億ドル、預金残高は23.4%増の174億ドルと増加した。

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