未成年飲酒の原因は広告

未成年飲酒の原因は広告
2016年12月09日 00時00分 公開
未成年飲酒の原因は広告



名古屋大学が実施した調査結果によると、街のいたるところにあるアルコールの広告が原因で未成年者の飲酒が一般的なものになっているという。

2013年、調査団は3,806人の中学生に飲酒習慣についてインタビューを実施した。
インタビューされた3,806人の平均年齢は15.4歳だった。そのうち10%の学生は「飲酒している」と回答し、10.8%の学生が「人生で一度は飲酒したことがある」と回答した。
カンボジアの青年期の飲酒率は東南アジアで中間に位置しており、ミャンマーでは1.8%、フィリピンでは18%となっている。

調査団は高所得国ではアルコール飲料の売上が減少している一方、カンボジアやその周辺国などの低中所得国では売上が増加していることにも言及した。

グローバル化や工業化、移民、生活水準の向上、メディアの増加などが低中所得国での未成年のアルコール摂取の一般化の原因だとした。調査に参加した学生の50%以上が毎日アルコール飲料の広告を目にしているという。

カンボジア・ムーヴメント・フォー・ヘルスのディレクターであるマム・コン氏もアルコール飲料の広告が未成年者の飲酒に影響していることに同意した。
さらに「未成年者の飲酒は急速に広がっている。広告料が安いため、アルコール飲料の広告は何処にでもあり、プロモーションなども多くの場所で開催されているからだ」と話した。

「気にかけていればすぐにわかるだろうが、食料品の価格は上昇しているが、アルコール飲料の価格は下がっている」とコン氏は続けた。さらに、未成年者のアルコール購入を禁止するなど法整備が必要だと主張した。


phnompenhpost.com

 
[© poste-kh.com 2016-2024 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
Line Banner

ホットニュース

Choose Classified categories