<プノンペンの様子(KT/Chor Sokuntheaより)>
Moody’s Investors Service社は、B2に格付けられたカンボジアは中国の一帯一路構想により利益が得られる国の一つだと予想しているという。
最新の報告で、Moody’sは南アジアや東南アジア、中央アジアの国々が直面する経済の長期的な可能性と中期的なマクロ経済の安定に対するリスクを分析したという。
報告によると、B3−格付けのパキスタン、B3格付けのモンゴル、Baa3格付けのカザフスタンとともにカンボジアは一帯一路構想の恩恵を受ける可能性があるという。
Moody’sは、大規模な投資やエネルギープロジェクトを行う一帯一路構想により、インフラが整備され生産性も向上するという見解を示している。
Moody’sの副社長で元融資担当のWilliam Foster氏は、一帯一路構想による投資の規模や期間は、経済基盤の弱い地域や効果的な政策が制限されている地域においてマクロ経済の安定に対するリスクを含んでいると警告している。
William Foster氏は「中国の融資による非効率的なプロジェクトの実施やマクロ経済を重視しない行動、構造改革の要求は、長期的な利益や信用を減少させる可能性がある」と警告している。
Moody’sは、一帯一路構想を支援している中国企業からの融資は、国ごとで規模が異なるとも続けた。
一帯一路構想の資金調達は、財政的に弱く、国外からの影響を受けやすい上、非譲歩的な融資の割合が大きな国に対し、借金を増額させ、国際収支を悪化させると主張している。
出典:KHMER TIMES
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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